教育業界ニュース

都立国際高校IBコース、学習期間3か月延長へ…2027年より全員4月入学に

 東京都教育委員会は、都立国際高校のIB(国際バカロレア)コースの充実を図るため、2027年度からの国際バカロレアDP(ディプロマ・プログラム)教育の期間を現在の1年7か月から1年10か月に延ばす。また、DPコースの入学時期を4月に一本化し、定員を25人とする。

教育行政 教育委員会
国際バカロレアコースの充実について
  • 国際バカロレアコースの充実について

 東京都教育委員会は、都立国際高校のIB(国際バカロレア)コースの充実を図るため、2027年度からの国際バカロレアDP(ディプロマ・プログラム)教育の期間を現在の1年7か月から1年10か月に延ばす。また、DPコースの入学時期を4月に一本化し、定員を25人とする。

 国際バカロレア機構(IBO)から、DP教育について、より深く学べるようにするための改善を検討するような指摘を受け、東京都教育委員会は、IB教育の充実に向け、DP教育について学習期間の確保を推進する。

 具体的には、DP教育を1年生の1月から前倒して開始し、計3か月延ばすことにより、DP教育内容の充実を図る。さらに、入学時期を9月から4月に一本化する。ただし、国際高校のレギュラーコースでは引き続き、9月入学者選抜を実施する。

 現在の4月入学者は20人、9月入学者は5人で構成されているが、改善後は4月入学の定員を25人とする。

 今後のスケジュールとしては、2025年10月に募集人員等の予告を行い、2026年10月に募集人員を決定する。そして、4月入学へ一本化された入学者選抜を2027年1月に開始する。

《吹野准》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top