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東京都、中学校英語スピーキングテスト事業者募集

 東京都教育委員会は2023年5月9日、2023年度から2028年度までの中学校英語スピーキングテストを実施する民間の資格・検定試験実施団体等を募集することを発表した。5月12日~18日まで応募希望表明書を受け付ける。提案書提出は5月29日~6月9日。

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中学校英語スピーキングテストに係る事業者募集
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 東京都教育委員会は2023年5月9日、2023年度から2028年度までの中学校英語スピーキングテストを実施する民間の資格・検定試験実施団体等を募集することを発表した。5月12日~18日まで応募希望表明書を受け付ける。提案書提出は5月29日~6月9日。

 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、2022年度より東京都内の公立中学校の3年生を対象に実施。教育課程に基づく学習の成果としての「話すこと」の力を評価し、テスト結果を都立高校入試に活用している。2023年度からは対象を都内公立中学校等の全学年生徒に拡大する。

 募集する事業者は、民間の資格・検定試験実施団体等。日本国内において、18歳以下を対象とした英語の資格・検定試験としてスピーキングテストを申請日時点において2年以上実施した経験を有すること、また事業を安定的・継続的に履行するうえで必要な資力、信用力を有すること等が求められる。事業期間は、2023年度~2028年度の6年間。

 おもな審査項目は、「基本要件の審査」「事業応募者の提案等の審査(技術点)」「価格点」。点数配分は、技術点200点、価格点100点の合計300点。提案書等の審査では、有識者等から構成される「中学校英語スピーキングテスト審査委員会」において評価される。

 事業応募者が多数となった場合は、事業応募者提案等の審査において、提案書等書面のみによる1次審査を実施することがある。この場合、1次審査を合格した事業応募者のみを対象に提案書等およびプレゼンテーションに基づく2次審査を行い、最優秀事業応募者および次点の事業応募者を選定する。東京都教育委員会は、最優秀事業応募者を事業予定者として決定する。

 テストは、事業者が準備するタブレット端末等およびヘッドセットを使用し、端末の画面とヘッドセットからの音声による出題に対し、解答音声を録音する方式で実施する。そのため、トラブル時の代替端末の確保や、GIGA端末を使用する場合、さまざまなスペックの端末でトラブルなく試験を受験できるようシステムテストを十分にする必要がある。原則として、各受験者が毎年度1回受験できるものとする。

 応募希望表明書の提出は、5月12日~18日(午前9時~正午/午後1時~5時)。提案書等の提出は、5月29日~6月9日(午前9時~正午/午後1時~5時)。いずれも東京都教育庁グローバル人材育成部国際教育企画課国際教育推進担当まで持参する。郵送は不可。最優秀事業応募者の決定および公表は7月上旬。

 詳細は、東京都教育委員会Webサイトの募集要項等で確認できる。

◆中学校英語スピーキングテストに係る事業者募集
事業期間:2023年度~2028年度の6年間
応募希望表明書提出:2023年5月12日~18日(9:00~12:00/13:00~17:00)
提案書提出:2023年5月29日~6月9日(9:00~12:00/13:00~17:00)
提出先:東京都教育庁グローバル人材育成部国際教育企画課国際教育推進担当まで持参

《川端珠紀》

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