文部科学省は2023年4月13日、2023年度（令和5年度）教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業の2次公募を開始した。2次公募では、高い資質能力を有する教師の確保に関する4テーマについて募集する。企画提案書の提出は5月12日午後5時まで。
教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業は、先導的な教職科目の開発、教員採用、現職教員の新たな免許状取得の促進等に取り組むことで、教師の資質能力の向上と高品質な人材育成を目指す文部科学省の委託事業。
2次公募では全6テーマのうち、1次公募で募集しなかった4テーマについて募集。具体的なテーマは、高い資質能力を有する教師の確保に関する「1.新たな教育課題に対応できる教員の養成モデルおよび学び続ける教師を支えるモデルの開発」「2.英語教師を目指す学生を対象とした海外留学を含む教員養成プログラムの開発」「3.理論と実践の往還を通じた教育実習等のあり方に関する研究」「4.教師不足を含む教師の人材確保に関する近年の課題への対応（4-1.教員採用選考試験の複数回実施に向けた試験問題の開発／4-2.『教師の仕事』発信の取組支援）」。
委託対象はテーマごとに異なるため、詳細は公募要領等で確認のこと。委託期間は委託契約の締結日から2023年度末までの間で委託事業の実施に必要な期間となる。
事業全体の予算総額は3,560万円程度。2次公募の事業規模は、テーマ1が3件1,260万円程度（1件あたり420万円程度）、テーマ2が1件400万円程度、テーマ3が1件300万円程度、テーマ4が4-1・4-2あわせて計4件600万円程度を予定。採択件数は目安とし、申請内容をもとに審査委員会が決定する。
企画提案書の提出締切は5月12日午後5時必着、メールにて受け付ける。提出期限の最終日（5月12日）に提出する場合のみ、メール送信後に公募要領に従い必ず電話連絡すること。申請事業の審査は5月中旬に実施、選定結果は5月下旬に通知予定。契約締結は順次行う。実施要綱や公募要領等、詳細は文部科学省Webサイトから確認できる。
なお、4月25日午後2時より、テーマ4-1「教員採用選考試験の複数回実施に向けた試験問題の開発」のみを対象とした説明会をオンラインで開催。参加希望者は事前にWebフォームから登録が必要。申込締切は4月21日正午。
◆2023年度 教師の養成・採用・研修の一体的改革推進事業 2次公募
公募期間：2023年4月13日（木）～5月12日（金）17:00必着
テーマ：高い資質能力を有する教師の確保に関する以下4テーマ
1.新たな教育課題に対応できる教員の養成モデルおよび学び続ける教師を支えるモデルの開発
2.英語教師を目指す学生を対象とした海外留学を含む教員養成プログラムの開発
3.理論と実践の往還を通じた教育実習等のあり方に関する研究
4.教師不足を含む教師の人材確保に関する近年の課題への対応
（1）教員採用選考試験の複数回実施に向けた試験問題の開発
（2）「教師の仕事」発信の取組支援
委託対象：テーマごとに異なる（詳細は公募要領等で確認のこと）
委託期間：契約の締結日から2023年度末までの間で委託事業の実施に必要な期間
申請方法：企画提案書をメールで提出（最終日提出のみ電話連絡必須）
◆説明会
内容：テーマ4-1「教員採用選考試験の複数回実施に向けた試験問題の開発」のみ
日時：2023年4月25日（火）14:00開始
形式：オンライン開催
申込方法：Webフォームから事前に登録する
申込締切：2023年4月21日（金）12:00
