文部科学省は、「教育データの標準化」を推進しており、国際標準規格に基づく公的・汎用的なCBT(Computer Based Testing:コンピュータを使った試験方式)プラットフォームである「MEXCBT(メクビット)」を開発。2023年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の一部で利用を予定している。
COMPASSは、AI型教材「Qubena(キュビナ)」のサービス開始以来、学習データの利活用による「個別最適化された学び」実現のための取組みを重ねてきた。今後の教育現場における教育データ標準化の重要性を強く認識し、MEXCBTと連携して全国学力テストに対応した「学習eポータル」として2022年9月よりサービス提供を開始する。
QubenaとMEXCBTとの連携により、文部科学省や国立教育政策研究所、自治体等の公的機関が作成した問題をQubenaで活用できるようになる。従来のQubenaのワークブック機能と同様に、先生の管理画面「Qubenaマネージャー」上でMEXCBTの問題の配信管理ができ、指定したクラスや児童生徒に問題を選択し配信することができる。児童生徒は、Qubenaを通して先生から配信されたMEXCBTの問題に取り組み、その結果を生徒自身が確認できる。
今後は、デジタル教科書や他のデジタル教材、校務支援システム等との連携を進め、データの横断的な利活用による個別最適な学びの環境の実現を目指す。また、子供たちひとりひとりのQubenaにおける日々の学習データとMEXCBTにおけるテスト結果のデータの連携を行い、Qubenaの学習データとMEXCBTのテスト結果の相関関係の分析やMEXCBTのテスト結果を含めたQubenaでの学習の最適化等の機能開発も予定している。