Global SamurAIは、英語教育プログラムを開発するアライブ、英語スピーキング評価AI「CHIVOX」を教育機関向けに提供するアイード、ネットワーク型から携帯アプリまで幅広くゲームを開発するルネサンス愛知が、それぞれの高い技術とノウハウを集結して開発したWebアプリ。
開発段階からデータサイエンティストの滝沢勝氏が加わり、学習者の傾向・経験値を科学的に検証できるよう、製品に反映。キャラクターデザインは、広告や子供向け書籍で活躍中の歴史好きイラストレーター、稲葉貴洋氏が担当。7月にプロトタイプを作成した。
ストーリー設定は、幕末の時代。世界に目を開いていこうとする主人公が世界を巡り、各国の友達と英語で自分たちの歴史や文化を教えあっていくうちにスピーキングを効果的に学習できるコンテンツとなっている。パズル制作という知能開発の要素も加わり、英語だけでなく、日本の歴史や世界の地理にも興味をもち、教科を横断した学びを生み出すことができる。
アプリの対象者は、英検4級~5級合格や他の資格試験合格を目指す人。おもに小学生~高校生が対象。タブレットやパソコンを使って週3回(1回20分程度)、ゲーム感覚でスピーキングを行うと、スピーキングをした直後に、AIが発音、流暢さ、表現や文章の正確性等の観点で瞬時に評価してくれる。データサイエンスの見地からは、苦手な単語や文章構造の理解、発音方法等を科学的に分析し、将来の学習につなげることができる。また、AIが学習者の進み具合に応じて、個別メッセージで励まし、学習者のモチベーションを高める機能も搭載している。
今後は、UX/UIの改善を経て、10月に新規リリースを予定。続けて、英検3級・準2級等の開発も予定しているという。