昨今、COVID-19の影響によりテレワークの整備が広がる一方で、オンラインでのコミュニケーションの難しさ等の問題も顕在化し、リモートワークとオフィスワークを併用する「ハイブリッドワーク」に注目が集まっている。また、これにともない、オフィス内でリモート会議を行う際の社内移動や、オンラインコミュニケーションの対応、業務の効率化に繋がる操作性や利便性の向上等、オフィスワークの生産性向上の必要性も高まっている。
このような背景から、NECではビジネス・教育向けパソコンMate&VersaProシリーズのラインアップを強化・拡充。新機種は、ノートPC「VersaPro」シリーズ4機種、デスクトップPC「Mate」シリーズ5機種のあわせて9機種(33モデル)で展開する。
モバイルノート「VersaPro Ultralite タイプVB」は、 13.3型液晶にインテル第12世代CPUと高速データ転送が可能なLPDDR5メモリを搭載、Microsoft社が提唱するSecured-Core PCに対応。映像出力に対応したUSB Type-Cを採用し、複雑な配線を行うことなくケーブル1本で充電をしながらディスプレイへの映像出力も可能となる。
ノートPC「VersaPro タイプVD/VX/VA」は15.6型液晶で、従来よりもコンパクトな筐体を採用し、キーボードのレイアウト変更や、一部キーのサイズアップ等、利便性と操作性を向上。サウンド品質を向上させスムーズなコミュニケーションを支援するソフトウェア「ヤマハ製AudioEngine」により、オンライン会議等でのミーティング機能を強化した。中でもタイプVXは、Microsoft社の提唱する高度なデータ保護機能「Secured-Core PC」にも対応している。
デスクトップPC「MateタイプME/MB/MA/ML/MC」は、 全タイプでインテル第12世代プロセッサを搭載。タイプMEでは、高速データ転送が可能なメモリDDR5により処理性能を強化。タイプMB/MCは、インテルvProEssentialsに対応し、ハードウェアレベルでセキュリティ機能を向上することができる。さらに、全タイプでBIOS改ざんの検知や、自己回復を行うBIOS自己回復機能に対応、ウイルスやマルウェア等のファームウェア改ざんから保護することができる。スリムタワーモデル(タイプME/MB)では、マルチディスプレイ表示を従来の最大3画面から、最大6画面までに対応できるよう強化した。
希望小売価格(税別)は、16万400円~29万1,500円。SOHOや中小企業向けのデスクトップPC「MateタイプML」のみオープン価格となっている。OSは、Windows 11 Pro、Windows 10 Pro適用済み(Windows 11 Proライセンスからのダウングレード)、Windows 10 Proのいずれかで、機種により異なる(または選択できる)。出荷開始日も、OSやグラフィックボード等の有無(オプション)により異なるため、詳細はWebサイトで確認してもらいたい。