文部科学省は2022年2月8日、各教育委員会等に対し、2022年度(令和4年度)高等学校入学者選抜等における受検機会のさらなる確保について再度留意事項を通知した。1人の受検生も受検機会を失うことのないよう、柔軟な選抜を徹底するよう特段の配慮を求めている。 文部科学省は、オミクロン株の急激な感染拡大により予定の試験日程では受検機会を失う受検生が出る可能性があることから、1月11日付けで各教育委員会等に対し「令和4年度高等学校入学者選抜等における受検機会のさらなる確保について」を通知。追検査や調査書等の書類のみによる選考等の実施や、無症状の濃厚接触者の別室での受検等による受検機会の確保の徹底を求めた。 今回、高等学校入学者選抜の特性等を踏まえ、受検機会のさらなる確保を徹底するよう留意事項を示して要請。特に、高等学校段階の入学者選抜に関しては、他の学校で学ぶことができないような教育課程を実施する特色ある学科・コースを志望するケースも多く、そうした学科・コースにおいて学ぶ意欲のある生徒の受検機会が確保されるよう、追検査や調査書等の書類のみによる選考実施等、柔軟な対応を徹底するよう、改めて特段の配慮を求めた。 都道府県教育委員会は域内の高等学校を設置する市区町村教育委員会に対して、都道府県は所轄の学校法人に対して、附属学校を置く国公立大学法人は附属学校に対して、それぞれ周知徹底するようあわせて要請している。