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4割が授業準備まだ…2022年度から高校で新設「総合的な探究の時間」

 Edv Futureは2021年5月11日、2022年度より全国の高等学校で新設される「総合的な探究の時間」に関する調査結果を公表した。全国の高校の38%は、探究学習の準備を実施していないという実態が明らかになった。

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「総合的な探究の時間」の開始を知っているか
  • 「総合的な探究の時間」の開始を知っているか
  • 「総合的な探究の時間」の準備について
  • 「総合的な探究の時間」の準備について(内訳)
  • 「総合的な探究の時間」の準備をしていない理由
  • 「総合的な探究の時間」の内容
  • 「総合的な探究の時間」スタートにあたっての不安点
  • Edv Path(エデュパス)
 Edv Futureは2021年5月11日、2022年度より全国の高等学校で新設される「総合的な探究の時間」に関する調査結果を公表した。全国の高校の38%は、探究学習の準備を実施していないという実態が明らかになった。

 調査を実施したのは、非認知能力成長支援サービス「Edv Path(エデュパス)」を運営するEdv Future。全国の高校教員200人を対象に4月9日~4月11日、インターネットを利用して行った。

 2022年度より「総合的な探究の時間」の授業が開始されることを知っているかについては、85%が「知っている」と回答。一方で、15%が「知らない」と回答している。授業を実施する準備については、38%が「していない」と回答。ついで、「これから準備を始めるところ」22%、「今準備をしているところ」24%、「準備をすでに完了している」16%となった。内訳をみると、「総合的な探究の時間」がスタートすることを「知っている」と回答した教員の中でも、31%は準備に取り掛かることができていない現状にあり、すでに完了しているのは2割に満たない結果となっている。

 準備をしていない理由でもっとも多かったのは、「カリキュラムがわからない」があげられ、ついで「何から始めてよいのかわからない」という回答が続いた。このように、学校現場においては、総合的な探究の時間に関するノウハウやカリキュラムがないという現状が浮き彫りになった。

 一方、授業準備を始めている、または準備を始めるところだと回答した教員に具体的な内容を聞くと、50%が「先行授業を開始している」と回答。同時にシラバスやカリキュラムを学校独自で作成している学校も49%にのぼっている。また、外部企業や外部ツールを用いている学校では、「プリント等の教材で外部ツールを活用している」26%、「シラバスやカリキュラムについて外部ツールを活用している」のは16%にとどまっている。教育現場では、外部企業や外部ツールを導入することなく、独自で授業を組み立てていこうとしている傾向が明らかになった。

 総合的な探究の時間スタートにあたっての不安点については、もっとも多かったのは「生徒の学習テーマを主体的に設定すること」と「評価の方法」。さらに、カリキュラムの内容や、実際に授業実施するに対しても、2割以上の教職員が不安感を抱いていることがわかった。

 Edv Futureの非認知能力成長支援サービス「Edv Path(エデュパス)」では、総合的な探究の時間に関するカリキュラムやシラバスを提供するだけではなく、授業の構成や教材、学習テーマなども提供。学校現場におけるカリキュラムの作成・授業準備・先行授業等の手間を削減することが可能になるという。Webサイトでは、Edv Path(エデュパス)の概要を紹介している。
《田中志実》

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