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「すらら」に「スピーキングAI」搭載…英単語・英文の発音を測定

 すららネットは2021年2月16日より、AI×アダプティブ教材「すらら」に、英語の発音を判定しフィードバックする「スピーキングAI」の搭載を開始した。英語4技能を学習できるコンテンツに進化する。

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ドリル解答時に発話、録音すると、AIによるスコア判定と発音アドバイスが表示される
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 すららネットは2021年2月16日より、AI×アダプティブ教材「すらら」に、英語の発音を判定しフィードバックする「スピーキングAI」の搭載を開始した。英語4技能を学習できるコンテンツに進化する。

 AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、ひとりひとりの理解度にあわせて進めることができるアダプティブな eラーニング教材。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、習熟度に応じて理解・定着・活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現できるという。

 「すらら」英語は、「スピーキングAI」の搭載により、これまでの「読む」「聞く」「書く」の3技能学習に「話す」学習が加わり、英語4技能を学習できるコンテンツに進化した。「スピーキングAI」では発話内容がスコアで判定されるとともに、単語を音素ごとに分解し、得意な発音や苦手な発音をAIが細かく判定。自分の発音が、そのまま発音記号で表示されるため、正しい発音との違いがよくわかり、自分で発音を改善することができる。また、発音した単語や文章のどの部分をどのように改善できるかについてもアドバイス。そのため、これまで通りの「すらら」での学習に加え、1人で「話す」力の向上に取り組むことができる。

 「スピーキングAI」は「すらら」中学生版、高校生版のドリルならびに「すらら英単語」の一部に搭載される。「すらら」で学習しながらワンタップで気軽に取り組むことができるため、英会話教室やオンライン英会話などでの学習と比較し、時間や費用の負担が軽い。「すらら」での学習の場合、学習中のドリルを素材として取り組むため、「話す」「聞く」取り組みを強化することにより学習内容の定着に役立てることもできる。また、直感的にわかりやすいレベル表示や100点満点でのスコア表示、「すらら」の特長であるスタディログ機能により、ゲーム感覚で練習を重ねることでレベルアップが可視化でき、モチベーション向上効果が期待できる。

 スピーキングAI「CHIVOX」を提供するのは、「CHIVOX」をPaaS(Platform as a Service)として展開するEdTechベンチャー・アイード。CHIVOXは、AIが学習者のスピーキング能力を「発音」「流暢さ」「内容」「文法」などの項目で診断し、英語スピーキングにおける自動採点システムの構築やトレーニングアプリの開発に役立つクラウドサービス。CHIVOXを活用した英語学習人口は1億3,000万人を超え、毎月6億回以上のスピーキング評価を行っているという。
《田中志実》

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