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LoiLoと横浜市が連携協定締結、ロイロノート・スクール導入

 LoiLoは2020年7月20日、横浜市教育委員会とGIGAスクール構想実現に向けた連携協定を締結した。横浜市のすべての市立学校で授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」の運用が開始される。協定期間は2022年3月31日まで。

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 LoiLoは2020年7月20日、横浜市教育委員会とGIGAスクール構想実現に向けた連携協定を締結した。横浜市のすべての市立学校で授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」の運用が開始される。協定期間は2022年3月31日まで。

 ロイロノート・スクールは、教育1人1台時代、生徒の主体性を育み、双方向授業を作り出す授業支援クラウド。小学校から大学まで、すべての授業で使うことができる。資料のやりとり、思考の可視化、意見の共有が直感的にできるため、子どもたちが自ら考え表現する協働的な学びや、教員の負担軽減につながる。また、個別最適化された学びづくりや遠隔での学習にも効果を発揮するという。

 LoiLoと横浜市教育委員会は、GIGAスクール構想実現に向けて連携協定を締結。2022年3月31日までの間、横浜市すべての市立学校で授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」を無償で導入・運用することで合意した。LoiLoの杉山浩二代表取締役は、横浜市が全国に先駆けたモデルケースとして着実に歩みを進められるよう全力で支援することを表明している。

 これにより、横浜市すべての市立学校で「ロイロノート・スクール」の運用が開始され、「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」に掲げた「学びの改革」「心と身体のケア」「学校と家庭との連絡調整」をロイロノート・スクールで実現する。

 横浜市教育員会の鯉渕信也教育長は「ロイロノート・スクールはすでに全国5,000校以上で実績があり、横浜市内でも5校で導入している。これから1年半にわたり無償で提供いただき、教職員の研修にもご協力いただけることを大変ありがたく思っている」とコメント。横浜市におけるGIGAスクール構想について、「今年度中に1人1台端末を整備し、教育用ネットワークの高速化を図っていく。クラウドサービスを授業の中で有効に活用していきたい」と今後の展望を示している。

 6月に公表された「横浜市におけるGIGAスクール構想の方向性」では、2020年度中に市立の小学校・中学校・特別支援学校(小・中学部)に在籍する児童生徒および教職員に1人1台の端末の整備を進めるとしている。教育現場や有識者の意見を参考に、小学校と特別支援学校(小・中学部)ではiPad、中学校と高校ではGoogle Chromeを選定。

 今後、端末の発注や校内LAN整備などを進め、ICTに精通した人材の配置や、現場で実際に活用する教員の研修の充実などについて引き続き検討し、2020年9月を目途に「横浜市におけるGIGAスクール構想」として公表する予定だという。
《外岡紘代》

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