
ふるさと納税など外部資金獲得46.3%…教育委員会の現状調査
文部科学省は2024年6月21日、2022年度「教育委員会の現状調査」結果を公表した。首長と教育委員会の協議の場「総合教育会議」が、都道府県・指定都市で年間平均1.8回開催されていることや、ふるさと納税の活用など外部資金を活用する自治体が46.3%みられることなどが明らかになった。

理系の5割超、博士課程進学を断念…待遇やキャリアプラン不安
理系人材の5割以上が「待遇」や「キャリアプラン」に対する不安から、博士課程を選択しなかったことが2024年6月20日、CoA Nexus(コアネクサス)が公開した「博士課程のキャリアパスに関する調査」の結果から明らかとなった。

初の「こども白書」公表…こども・若者の意見反映した注目事例も
政府は、子供をめぐる状況と政府が講じた子供施策の実施状況をまとめた初の「こども白書」を作成。2024年6月21日に閣議決定し国会に提出した。子供に関する政策を総体的に推し進める方針を示しているほか、子供や若者の意見を反映した注目事例も多数掲載している。

情報モラル授業で小中学生の意識が変化…成功の鍵は教員
LINEみらい財団は、小中学校でGIGAスクール端末を用いた情報モラル教育の効果を測定する調査を実施し2024年6月20日、その結果をまとめた調査報告書を公開した。授業後は児童生徒にポジティブな変化がみられたが、成功の鍵を握るのは教員の役割にあるという。

GIGAスクール構想の成果と課題「教育機関DXシンポ」6/21
国立情報学研究所および大学の情報環境のあり方検討会らは2024年6月21日、大学などのオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム第78回「教育機関DXシンポ」を開催する。参加無料。申込みはWebサイトから受け付ける。

いじめの重大事態、調査指針改定へ…文科省
文部科学省は2024年6月19日、いじめにより児童生徒が生命・心身または財産に重大な被害が生じた疑いがある「重大事態」の調査に関するガイドライン改訂素案を公表した。重大事態調査への学校や関係者の対応を明確化し、児童生徒や保護者に寄り添った対応を促す。

教員9割、オフィスソフトの操作習得を重要視…教育現場実態調査
生徒の将来を見据えた時に、約9割の教員がオフィスソフトの学習を重要視していることが2024年6月18日、キングソフトが発表した調査結果から明らかとなった。一方、普及が進む「Chromebook」導入校では「オフィスソフト使用の機会がない」といった懸念が聞かれた。

東京都「学校外の学び事業」実施団体とフリースクール募集
東京都は2024年6月14日、フリースクールなど学校外の学びの場・居場所で過ごす子供の成長をサポートするため「学校外の子供の多様な学びに関する調査研究事業」の実施を発表した。事業に協力するラボ(大学など)およびフリースクールを募集する。

高校生のインターネット・リテラシー、正答率は微増…注意項目も
総務省は2024年6月11日、2023年度青少年のインターネット・リテラシー指標等に係る調査結果を公表した。高校生の正答率は71.4%で、前年度に比べ0.3ポイント上昇。リスク分類別の正答率では、「不適正取引リスク」に対応する問の正答率が59.6%ともっとも低く、注意が必要な点が明らかになった。

札幌市立中で個人情報の不適切扱い…一部ネット流出か
札幌市立中学校において、個人情報の不適切な取り扱いが判明した。札幌市教育委員会は2024年5月24日付けで「学校外への流出やSNS等での拡散は現時点では確認されていない」と公表。しかしながら、NHKなど一部メディアが6月6日付けで該当の個人情報とみられる画像がネット上に流出していることが判明したと報じている。

QS世界大学ランキング2025、日本はTOP100に4校
世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)は2024年6月5日、世界大学ランキング2025を発表した。日本は上位100位に4校がランクイン。国内トップの東京大学は32位と前回より順位を下げた。

外国籍園児の保育、96.2%の保育士「難しさ」実感
外国籍園児を保育した経験がある保育士の96.2%が「難しさ」を実感していることが2024年6月4日、明日香の調査結果からわかった。外国籍園児が増える中、約6割は外国籍園児の文化の違いを学ぶ研修に参加した経験がなく、研修の場を求める声も多くあがった。

担当教員の9割、探究学習に「課題を感じる」
高校の「探究学習」について、8割の学校で校内にカリキュラムの企画や開発、推進を統括するなど組織が設置されているものの、担当する教員の9割が「課題を感じる」と答えたことが、カタリバが実施した調査したより明らかになった。

都教委、都立高2校で個人情報漏えいと一時紛失
東京都教育委員会は2024年5月31日、都立小金井工科高等学校で約1か月間、生徒等67名分の個人情報が漏えいしていたことを発表した。また都立新宿高等学校では5月27日、生徒301人(卒業生15人を含む)の個人情報が記載されている教務手帳3冊が一時紛失していたという。

文科省、大学入学後の英語力育成の好事例…明大ら4件紹介
文部科学省は2024年5月29日、2023年度(令和5年度)大学入学後の総合的な英語力の育成・評価に関する好事例についてWebサイトに掲載した。東京外国語大学や明治大学など4件の好事例を紹介している。

さいたま市の中学生英語力、全国1位…英検3級相当9割弱
さいたま市は2024年5月28日、同市の中学生の英語力が、5回連続で全国1位となったと発表した。独自の英語教育を実践する同市は、文部科学省の「令和5年度英語教育実施状況調査」において、英検3級相当の中3生の割合が、全国平均を38.4ポイント上回った。