学校に寄せられるさまざまなクレームや相談。保護者や地域からの相談に先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第304回のテーマは「学校の費用をもっと公費で負担してほしい」。
義務教育の無償化と「隠れ教材費」への関心
保護者から学校にかかる費用についてもっと公費で負担をしてほしいという申し出が学校に入ることがあります。子供の学び(義務教育)に関する費用については、憲法第26条で「義務教育は、これを無償とする」とされています。ただ、すべてが公費で賄われるわけではありません。そういったことと関連して「隠れ教材費」などの言葉がニュースで話題になっていました。関連するものとしては、「給食費の無償化」や「高校の授業料補助」などがあります。
これまでも、低所得の家庭には、「就学援助」「生活保護」などの仕組みでケアがされてきました。「就学援助」とは、経済的な理由で小・中学校への就学が難しい家庭に、市区町村が学用品費などを補助する制度です。学校教育法第19条に基づき、市区町村が必要な援助を行うと定められたものです。現在の社会状況においては、就学援助、生活保護には該当しないけれども、経済的に苦労している家庭が増えてきています。







