学校に寄せられるさまざまなクレームや相談。保護者や地域からの相談に先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまな相談に対応する際のポイントを聞いた。第305回のテーマは「相性の悪い子から引き離してほしい」。
保護者からの要望に対する学校の基本姿勢
「相性の悪い子から引き離してほしい」という申し出を保護者から受けることがあります。このテーマに関しては、学校は安易に距離を取ることを約束するのでなく、子供同士の問題として片付けるのでもなく、まずは子供の実態をていねいに把握していくことが大切となります。そのうえで、安全確保を優先しながら、子供たちが安心して学校生活を送れる環境を整えていくことが求められます。重要なのは、保護者の要望を単なる「席替え」や「クラス分け」の問題として扱わず、子供同士の人間関係の問題、保護者の不安、学校としての公平性をどのように調整するかという視点です。







