先週(2026年10月5日~9日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。「次期学習指導要領」3つの方向性を提示、「ら抜き言葉」が若年層で浸透、大学研究費獲得総額ランキングを発表などのニュースがあった。また、10月13日以降に開催されるイベントを7件紹介する。
教育ICT関連
文科省、xAPI Japan Profileに関する意見募集…10/30まで
文部科学省は、「xAPI Japan Profile」を教育データ標準として位置付けることを目指し、学校関係者や教育委員会、民間事業者などから意見を募集している。対象となる資料について、Webフォームから意見を提出する。締切は2026年10月30日。
インクルーシブ教育のICT活用事例を募集…魔法のプロジェクト
ソフトバンクなどが取り組む「LEARN with ソフトバンク ~魔法のプロジェクト2026~」は、インクルーシブ教育につながるICT活用の実践事例を2027年2月24日まで募集している。対象は教育委員会と、文部科学省が認定する日本国内の学校。
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文部科学省関連
中教審「次期学習指導要領」審議まとめ…3つの方向性を提示
中央教育審議会の教育課程部会は2026年10月5日、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を公表した。「多様な子供たちの『深い学び』を確かなものに」することを目指し、基盤となる考え方として「『主体的・対話的で深い学び』の実装」「多様性の包摂」「実現可能性の確保」の3つの方向性を提示している。
生成AIの利点とリスク対応、深い学びへ…次期指導要領まとめ
中央教育審議会の教育課程部会は2026年10月5日、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を公表した。生成AIの飛躍的な発展を踏まえ、AIの利点とリスクの双方を理解した「深い学び」の実装や、情報の真偽を見極めるメディアリテラシーの育成など、学校教育における生成AIへの対応方針を提示している。
次期学習指導要領の審議まとめ、文科省が11/5までパブコメ募集
文部科学省は2026年10月6日、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」に関するパブリック・コメントを開始した。2028年度以降に順次実施予定の次期学習指導要領等に向け、基本的な方向性や各教科等の改善の方向性について広く意見を募る。受付は11月5日午後11時59分まで。
次期学習指導要領で小中高の情報教育を刷新…中教審まとめ
中央教育審議会の教育課程部会は2026年10月5日、「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を取りまとめた。情報活用能力の抜本的向上に向け、小学校の「情報の領域」新設や中学校の「情報・技術科」創設、高等学校「情報科」の充実など、小中高を通じた情報教育の体系化と各教科の内容精選を提示している。方向性を提示している。
文科省、次世代計算科学グランドリーチプログラム18課題を採択
文部科学省は2026年10月7日、「次世代計算科学グランドリーチプログラム」の採択課題を発表した。4区分で計44件の応募があり、京都大学や筑波大学、東京科学大学などを代表機関とする計18課題を採択した。
文科省、高専の機能強化へ…半導体など成長17分野の人材育成推進
文部科学省は2026年10月7日、「2040年を見据えた高等教育改革の方向性について」を更新した。半導体やAI、GXなどの成長17分野や地域産業を支える人材育成に向け、高等専門学校(高専)の機能強化や、大学における新設学部・課程の展開など、高等教育の構造改革を推進する方針を示した。
トビタテ!留学JAPAN、高校生600人と大学生250人を募集
文部科学省と日本学生支援機構は2026年10月1日、「トビタテ!留学JAPAN」の第2ステージ 「新・日本代表プログラム」の派遣留学生の募集要項を公開した。対象は、高校生など600人、大学生など250人。応募申請は2026年12月上旬(予定)より、オンラインで受け付ける。
イベント関連
河合塾、高校ICT教材「tokuMo」教科別活用事例セミナー11/7
河合塾は2026年11月7日、高等学校におけるICT教材活用の実践事例を共有するオンラインセミナーを開催する。当日は、授業や家庭学習、定期考査対策などにICT教材を取り入れている現役高校教員が登壇し、活用方法や運用の工夫について紹介。質疑応答の時間も設ける。申込締切11月4日。
ユネスコスクール全国大会11/14、ハイブリッド開催…前日学校視察も
ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)等は2026年11月14日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)にて、「ユネスコスクール全国大会」を開催する。基調講演やパネルディスカッションをはじめ、分科会を予定している。オンライン参加も可能。参加無料。
工藤勇一氏登壇オンラインセミナー10/30開催、学校改革成功のカギとは?
教育業界向けニュースメディア「リシード」では2026年10月30日、オンラインセミナー「学校を変える、組織を変える」を開催する。基調講演には、教育アドバイザーの工藤勇一氏をお招きする。事前申込制、参加費は無料。
素粒子・生命・宇宙をつなぐ「ひも理論」公開講座11/3
日本物理学会は2026年11月3日、小中高校の理科教員や高校生・大学生らを対象に、公開講座「すべては"ひも"から始まる― 素粒子・生命・宇宙をつなぐ究極の物語―」を星陵会館ホールで開催する。参加費無料。会場参加は定員に達しているが、オンラインでライブ視聴できる。
2040年の学校の姿とは…安田教育研究所の特別セミナー10/27
安田教育研究所は2026年10月27日、AI・人口減少・グローバル化の先にある「学校の次の姿」を描く特別セミナーを開催する。会場は広尾学園中学校・高等学校、講師は福原正大氏。会場参加、録画視聴ともに、参加費用は7,700円(税込)。
中央アジア、新たな留学生市場に…大学向けセミナー10/20
河合塾グループのKEIアドバンスは2026年10月20日、大学・専門学校関係者を対象に、「中央アジアから考える新たな留学生募集と教育交流」をテーマとしたオンラインセミナーを開催する。ウズベキスタンの教育事情や留学生募集の具体的なモデルなどを紹介する。
大学の数と質、財務省主計官と考えるセミナー10/24
内田洋行教育総合研究所は2026年10月24日、セミナー「人口減少日本の大学 財務省主計官と考える数と質」を内田洋行新川本社ビルで開催する。人口減少を踏まえ、大学の規模や教育の質、高等教育政策のあり方を考える。参加費無料、定員100名程度。申込みは10月23日午後5時まで。
その他
「ら抜き言葉」が若年層で浸透、国語への関心は8割超…文化庁調査
文化庁は2026年10月2日、2025年度(令和7年度)「国語に関する世論調査」の結果を発表した。国語への関心は8割を超える一方で、「見れた」「出れる」といった「ら抜き言葉」の使用は全体で半数を超え、16~19歳では7~8割に達した。
「高校無償化」2026年度の変更点…私立も所得制限撤廃、支給上限45万円に引き上げなど
高校生への修学支援制度「高校無償化(高等学校等就学支援金制度)」は、2025年度の公立高校に引き続き、2026年度には私立高校も対象を拡大する制度改正が行われた。授業料に対する所得制限が撤廃されたほか、就学支援金の支給上限額が引き上げられた。
【教師への扉】初任者は何に悩むのか…教師になる前の準備と学校に求められる支援
「教師への扉」は、中学校・高等学校での教員経験を経て、現在は大学で教員養成に携わる渡辺朗生氏による寄稿。今回のテーマは、「初任者は何に悩むのか…教師になる前の準備と学校に求められる支援」。
国内987校「研究費獲得総額ランキング」1位は東大…私立1位は?
ポップコーンは2026年9月30日、科研費配分額と産学連携等の受入額を合算した「研究費の獲得総額」をもとに、国公私立大学987校を対象とした大学ランキングを発表した。1位は東京大学(1,324.3億円)、私立トップは8位の慶應義塾大学(247.7億円)だった。
岩手・東京に拠点…広域通信制「ドルトンX学園」2027年開校
河合塾学園は、2027年4月開校予定の広域通信制高校「ドルトンX学園高等学校」について、2026年10月6日に岩手県より設置認可を受けた。岩手県一関市に本校となる一関キャンパス、東京都調布市に東京キャンパスを設置し、生徒は両キャンパスおよび国内外の地域拠点を行き来…
私立大学の寄附金ランキング、1位は慶應義塾大学53.1億円
ポップコーンは2026年9月30日、文部科学省の公的統計をもとに、私立大学608校が2024年度(令和6年度)に受け入れた寄附金(現金)を集計し、Webメディア「大学パワーランキング」でランキングを公開した。1位は慶應義塾大学で53.1億円となり、前年度も1位だった。
教員8割が10時間以上勤務、休憩「ほとんどとれない」64.6%
小学館が運営する教員向けWebメディア「みんなの教育技術」編集部は、電通総研の協力・監修のもと、全国の教育関係者2,672人を対象に教員の勤務実態に関するアンケート調査を実施した。教員の約8割が1日10時間以上勤務しており、2025年調査からほぼ横ばいの水準にとどまることがわかった。







