東北大学と三菱地所は2026年7月1日、包括連携協定を締結した。量子・半導体・フィジカルAIなど先端技術分野の研究成果の社会実装や人材育成、スタートアップ支援を推進し、東京・丸の内を起点とする広域イノベーション・エコシステムの構築を目指す。
東北大学は2024年に国際卓越研究大学の第1号として認定されており、世界トップレベルの研究力を有する。一方、三菱地所は丸の内エリアをはじめ全国でまちづくりを展開している。両者は大学の「知」と都市開発のノウハウを融合し、研究から社会実装までを一体的に推進する。
連携では、量子、半導体、フィジカルAIなどの先端技術を対象に、東京・丸の内と北海道、東北、川崎・横浜などを結ぶ広域イノベーション・エコシステムを形成する。研究機関や企業、自治体などが連携することで、イノベーション創出を加速させる。
東北大学は2026年6月、東京・丸の内に先端技術の調査・政策提言を担う東京拠点「T-POD」を開設した。本協定では、同拠点を介して丸の内のオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform(TMIP)」と連携し、大学の研究成果をビジネス創出へとつなげる仕組みを強化する。
このほか、丸の内を実践の場とした産業・科学革新人材の育成や、国内外の研究者と産学官金の交流促進、キャリアの多様化にも取り組む。東北大学ベンチャーパートナーズ(THVP)とTMIPが連携し、大学発スタートアップの創業から資金調達、事業成長までを一貫して支援するほか、両者の海外ネットワークを活用して日本の先端技術や研究成果を世界へ発信し、グローバル人材の獲得も目指す。








