文部科学省は2026年2月17日、外国人留学生の受入れを含めた国際化の体制が整備された大学等の学部・学科を認定する「国際競争力けん引学部等」に、東北大学、筑波大学、広島大学の3大学11学部を認定したと公表した。認定学部には、収容定員超過を特例的に認める仕組みが適用される。
世界的に留学モビリティが拡大する中で、日本の大学ではとくに学部段階における留学生割合が低い傾向にあり、要因の1つとして、収容定員超過率に応じた各種ペナルティが外国人留学生の積極的な受入れの障壁となっている点が指摘されていた。文部科学省は、より多くの優秀な外国人留学生を受け入れ国際競争力・通用性を向上させるべく、外国人留学生受入れを含めた国際化のための体制が十分に整備されている大学等の学部等を「国際競争力けん引学部等」として認定する制度を新たに創設。認定学部等について収容定員の超過を一定程度認める特例を設け、2025年度の募集を行った。
対象は、大学・短期大学・高等専門学校の学部や学科で、大学院および医師・歯科医師・薬剤師・獣医師・船舶職員の養成に係る定員抑制分野は対象外。2025年度の募集は、10月28日から12月1日まで申請を受け付け、有識者委員会の意見を踏まえた審査を実施。今回結果を公表した。
2025年度の国際競争力けん引学部等に認定された学部等は、東北大学の理学部、および、筑波大学の人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群、生命環境学群、医学群(看護学類、医療科学類のみ※定員抑制分野である医学類を除く)、体育専門学群、芸術専門学群。さらに広島大学の理学部、生物生産学部、総合科学部の計3大学11学部等。
認定を受けた学部等については、規模に応じて収容定員充足率の上限を5%引き上げる。たとえば大規模学部の場合、従来105%だった上限が110%まで拡大される。特例は認定年度の翌年度となる、2026年4月1日より適用される。なお、次年度の募集は4月以降に詳細が公開される予定。








