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東京都「都立AI」の2026年度運用を継続受託…コニカミノルタ

 コニカミノルタジャパンは2026年5月8日、東京都教育庁の「都立学校向け生成AIサービス(都立AI)」の改修・保守・運用などに関する業務を2026年度も継続して受託したと発表した。全都立学校256校の児童生徒および教職員約17万人が利用する生成AI環境を提供し、学びの質の向上と校務改善を支援する。

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 コニカミノルタジャパンは2026年5月8日、東京都教育庁の「都立学校向け生成AIサービス(都立AI)」の改修・保守・運用などに関する業務を2026年度も継続して受託したと発表した。全都立学校256校の児童生徒および教職員約17万人が利用する生成AI環境を提供し、学びの質の向上と校務改善を支援する。

 コニカミノルタジャパンは2025年4月に同業務を受託し、これまで教育事業で培ってきた知見とAI基盤構築技術を生かして、都立学校専用の教育用生成AI基盤を構築。同年5月の運用開始以降、教育現場における多様な使い方に柔軟に対応したサービスを提供し、児童生徒の学びの質向上や、校務の効率化による教員の負担軽減などを支援してきた。

 2026年度も継続して「都立AI」の保守・運用を担うとともに、生成AIの技術進歩にともなう機能改修や、現場でのさらなる活用定着に向けた研修や情報発信なども適宜実施するとしている。

 「都立AI」の本格運用開始から約1年が経過し、東京都教育庁の職員は、「生成AIは一部の先進的な教員・児童生徒が利用する特別なものではなく、授業・校務の中で日常的に使われる『共通ツール』としての浸透が見られています。教員の間では、授業のテーマ整理や壁打ち、校務における文書作成の効率化などでおもに利用され、児童生徒の間では、授業の振り返りや話し合いの前に多様な視点を得るツールとして活用されていました。また協働学習では、生成AIとの対話を通じて自分の考えが深まったことで、他の児童生徒と積極的に意見交換を行う姿も見られ、生成AIは『個別最適な学び』と『協働的な学び』を一体的に充実させる鍵になると期待しています」とコメント。

 今後の展望については、「今後は高校や特別支援学校を中心に進めてきた研究開発的な取組みを小・中学校へと広げ、さらなる事例の蓄積を進めていきたいです。加速する技術の進展を追いかけつつ、教育の本質に立ち返った授業改善をこれからも追求していきます」と述べている。

 コニカミノルタジャパンは、教育現場における社会課題の解決を目指し、生成AIや教育データを活用した学習支援サービス「tomoLinks」を2019年より展開している。2026年度中には、散在する教育データを統合・分析し、教員の気付きと行動を支える「先生×AIアシスト AIダッシュボード」の提供も開始予定だという。いずれのサービスも文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」に準拠し、教員と13歳未満を含むすべての児童生徒が、生成AIを教育現場で安心して利用できる環境を実現している。

《風巻塔子》

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