さいたま市教育委員会は、2027年度採用(令和9年度採用)のさいたま市立学校教員採用選考試験で教員普通免許状を未所有でも受験可能な「小学校教員プレ・ライセンス特別選考」を新設し、採用の枠組みを拡充する。
さいたま市では、すべての子供たちの学びと育ちを支える意欲と情熱をもつ教員の確保と、多様な人材が活躍できる仕組みづくりを進めている。2027年度採用試験では、新たに社会人経験者を対象とした「小学校教員プレ・ライセンス特別選考」を新設。教員普通免許状を未所有でも受験可能な選考とし、受験機会を広げる。
3月25日に公表された実施要項によると、同選考の受験資格は「小学校教諭普通免許状を所有していない人」「2026年3月31日までに、民間企業、官公庁、教職員等で、正規採用または臨時採用として通算3年以上の勤務経験を有する人(休職期間等は除く)」の2つ。
ほかの特別選考とは異なり、受験上の免除措置はなく、一般選考と同一の内容で実施される。一般選考の日程は、第1次試験が7月5日。第2次試験は、適性検査・論文・個人面接が8月8日に行われ、集団面接が8月22日または23日のいずれか1日で実施される。なお、音楽や英語などの実技試験対象者のみ、8月9日にも試験が行われる。 志願受付は4月6日午前9時から5月7日午後4時まで、Webサイトにて受け付ける。
合格者は、ただちに採用されるのではなく、免許取得のために採用候補者名簿への登載が猶予される。猶予期間は、免許状取得見込みの時期に応じて、1年間または2年間。なお、2029年3月31日までに小学校教諭普通免許状を取得できない場合は、採用候補者名簿に登載されず失効となる。
このほか、今回の試験では教職経験者の復帰を後押しする「ティーチャー・リターン選考」の実施時期を見直し、教員採用選考試験と同時期に実施する。また、教員普通免許状を未所有でも受験可能な「パイオニア特別選考」は継続実施する一方、「現職高等学校教員特別選考」と「英語ネイティブ特別選考」は休止する。
採用試験に関する説明会は4月3日から25日にかけて、さいたま市内の会場やオンラインにて計9回開催される。 申込みは、Webサイトより各説明会の前日まで受け付ける。








