東京都は2025年9月24日、2025年度(令和7年度)学校基本調査の結果速報を公表した。幼保連携型認定こども園、小学校、中学校、高等学校は教員数などが前年度より増加した一方、幼稚園は学校数・在学者数・教員数ともに減少した。
学校基本調査は、統計法に基づき文部科学省が地方公共団体を通じ1948年度から毎年実施している基幹統計調査。今回の速報では、2025年5月1日を調査期日として実施した学校基本調査結果のうち、東京都内の学校についておもな内容を公表した。
学校数は、幼稚園が前年度比21園減の936園、幼保連携型認定こども園が前年度比1園増の62園、小学校が前年度比5校減の1,315校、中学校が前年度比3校減の796校、義務教育学校が前年度比1校増の11校、高校(全日制・定時制)が前年度比1校増の430校、特別支援学校が前年度比1校減の71校、専修学校が前年度比3校減の383校。高校(通信制)11校(うち7校は全日制・定時制高校併設のため重複計上)、中等教育学校8校は、いずれも前年度と同数だった。
学校種別の在学者数は、幼保連携型認定こども園が前年度比448人増の9,711人、義務教育学校が前年度比178人増の9,674人、高校(全日制・定時制)が前年度比1,057人増の30万3,468人、高校(通信制)が前年度比191人増の1万1,793人、特別支援学校が前年度比585人増の1万5,868人、専修学校が前年度比2,264人増の13万425人、各種学校が前年度比1,799人増の2万6,876人と、前年度から増加した。一方、幼稚園は前年度比8,830人減の9万697人、小学校は前年度比4,539人減の61万6,085人、中学校は前年度比14人減の31万3,930人、中等教育学校は前年度比2人減の6,999人と、前年度から減少した。
中学校の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度比9人減の2,559人、公立は前年度比1,138人減の22万7,541人、私立は前年度比1,133人増の8万3,830人で私立が増加した。生徒総数に占める公立生徒数の割合は72.5%となり、前年度より0.3ポイント低下した。
高校(全日制・定時制)の生徒数を設置者別にみると、国立は前年度と同数の3,211人、公立は前年度比32人減の12万5,354人、私立は前年度比1,089人増の17万4,903人。 生徒総数に占める公立生徒数の割合は41.3%で、0.2ポイント減少した。
教員数(本務者)を学校種別に前年度と比較すると、幼保連携型認定こども園は67人増の1,618人、小学校は479人増の3万7,441人、中学校は258人増の2万880人、義務教育学校は46人増の660人、高等学校(全日制・定時制)は121人増の1万9,446人、特別支援学校は194人増の7,018人、各種学校は65人増の2,137人と、それぞれ増加した。一方、幼稚園は243人減の9,774人、高等学校(通信制)は6人減の244人、中等教育学校は6人減の555人、専修学校は94人減の6,915人とそれぞれ減少した。