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東京都と東京農工大が協働…動物愛護で協定締結

 東京都は2025年5月1日、人と動物が共生する社会の実現を目指し、東京農工大学と動物の愛護および管理に関する協働事業の協定を締結したことを発表した。動物の譲渡推進と適正飼養の啓発について、協働事業に取り組んでいく。

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 東京都は2025年5月1日、人と動物が共生する社会の実現を目指し、東京農工大学と動物の愛護および管理に関する協働事業の協定を締結したことを発表した。動物の譲渡推進と適正飼養の啓発について、協働事業に取り組んでいく。

 協定の名称は「獣医系大学との協働による動物の愛護および管理に関する事業実施に係る協定書」。協定のおもな内容は、動物の譲渡推進と適正飼養の啓発。具体的には、東京農工大学が東京都動物愛護相談センターの職員に対し、保護・収容された動物の治療、トレーニングに関する実地研修やフォローアップを実施する。これにより、東京都は研修で得た知識や技術を活用し、動物の治療を行い、譲渡を促進することを目指す。

 また、動物の適正飼養の啓発活動として、大学祭などでセンターや動物福祉についての普及啓発を行うほか、動物に関連した活動を行う関係者向けにシンポジウムを開催する予定。

 東京農工大学は1949年に開学し、現在の学生数は5,952名で、そのうち獣医学生は238名。キャンパスは府中市と小金井市に所在する。

 この協定は、「2050東京戦略」の一環として、戦略9「共生社会『人と動物との調和の取れた共生社会へ』」を推進する取組み。東京都と東京農工大学の協働により、動物愛護と管理の分野での新たな進展が期待される。

《風巻塔子》

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