アドビは2025年8月20日、AI搭載の統合プラットフォーム「Acrobat Studio」の提供開始を発表した。これは迅速に簡単かつ直感的に仕事を行えるよう、Adobe Acrobat、Adobe Express、AIエージェントを統合したプラットフォームで、現在は英語版を提供。14日間の無料トライアルが利用できる。
Acrobat Studioは8月19日(米国時間)、生産性と創造性を変革する新たなプラットフォームとして米国アドビ本社から発表された。Acrobat AIアシスタント、PDF Spaces、Adobe Expressプレミアムプランの全機能、そしてAcrobat Proに搭載されているPDFツール群をシームレスに統合している。
PDF Spacesは、AIアシスタントと対話しながらPDFやWebコンテンツの編集・要約・翻訳などを進めることが可能なナレッジハブ。個人やチームはエージェント型AIアシスタントを使ってファイルにアクセスし、インサイトを見つけ、推奨を受け、アイデアを生成し、正確な引用で回答を検証。正確な引用で回答を検証し、いつでも見返せるメモを追加できる。
アドビのドキュメントプロダクトグループ シニアバイスプレジデントであるアビギャン モディ氏は、「Acrobat Studioは、Acrobatの生産性、Adobe Expressのクリエイティビティ、そしてAIの価値を結集し、よりスマートに、より迅速に働けるようにユーザーの力を最大限に引き出す場所です」とコメント。
同社はAcrobat Studioでビジネスプロフェッショナルから個人ユーザー、学生にいたるまで、あらゆる人がAIを活用して仕事を進める方法を再定義する。たとえば、ビジネスプロフェッショナルは対話を通じてファイルから素早くインサイトを獲得し、そのインサイトを体裁の整ったレポートやインフォグラフィックに仕上げることができる。学生はノートをまとめて学習ガイドを作成したり、調査を統合して出典を確認し、正確な引用を生成できる。
現在は世界各国で英語版を提供、14日間の無料トライアルが利用できる。早期アクセス価格は、個人向けが月額24.99ドル、チーム向けが月額29.99ドルから。詳細は、米アドビのWebサイトで確認できる。