教育業界ニュース

通信制サポート校NIJIN高等学院、鹿島山北高校と連携

 NIJINが運営する通信制サポート校「NIJIN高等学院」は2025年8月8日、カシマ教育グループの「鹿島山北高等学校」との提携を発表した。2026年4月に開校予定の同学院は、鹿島山北高等学校との連携により、高校卒業資格の取得を支援する体制を整える。

教育行政 その他
連携内容
  • 連携内容
  • NIJIN高等学院と鹿島山北高等学校
  • NIJIN

 NIJINが運営する通信制サポート校「NIJIN高等学院」は2025年8月8日、カシマ教育グループの「鹿島山北高等学校」との提携を発表した。2026年4月に開校予定の同学院は、鹿島山北高等学校との連携により、高校卒業資格の取得を支援する体制を整え、生徒は全国どこからでも、年間数日のスクーリングを通じて卒業資格を取得しながら「自分らしい学び」を深めることが可能になる。

 2026年4月開校予定のNIJIN高等学院では、「好き」や「得意」を起点に探究し、社会につなげていくプロジェクト型学習を中心に据えたカリキュラムを展開する。既存の枠にとらわれず、学年・地域・学力を超えて学びあう“マルチエイジクラス”や、バーチャル空間(メタバース)での登校環境を整備するなど、ひとりひとりの個性や興味にあわせた教育環境の提供を目指している。

 一方で、生徒の高校卒業資格取得に関しては、確かな運営実績をもつ鹿島山北高等学校との連携によって、高等学校卒業に必要な学習の履修・単位認定・卒業判定を行っていく。専門性の高い教育と制度的な安心を両立させるこの連携によって、生徒は「自分でつくる学び」と「確かな卒業資格」の両方を実現できるようになる。

 今回の協定により、NIJIN高等学院の生徒が鹿島山北高等学校に在籍して高校卒業資格(認定単位)を取得すること、NIJIN高等学院におけるプロジェクト型学習・ディスカッション・企業インターンシップ等の実施、学びを社会につなげる探究カリキュラムの共同開発と運用、生徒ひとりひとりの進路支援およびキャリア形成に向けた連携体制の構築を共同で推進していく。

 NIJIN高等学院は、「自分の学びを自分で創る学校」として、生徒ひとりひとりが教職員の伴走のもと、自分だけのカリキュラムをつくり、自らの「専門性」と「独自性」を育む教育を目指す。プロジェクト学習や生徒による「マイ・クラス」(自分で授業を創る取組み)、社会とつながるディスカッションなど、従来の学校にはない学びを提供するという。

 鹿島山北高等学校は、2017年9月に開校し、全国どこからでも入学が可能。学習スタイルには「週2日~週5日制」「週1日制」「自宅学習制」「個人指導制」「家庭教師制」「ネット指導制」があり、ひとりひとりの希望にあった学習スタイルを選ぶことができる。また、全国の提携学習センターにて、自身のニーズにあわせた学習スタイルで高卒資格を目指すことができる。

 NIJIN高等学院の出願は、2025年9月よりWebにて受付予定。NIJINは「教育から国を照らす」を理念に掲げ、教育課題を仕組みから解決する「JAPAN EDUCATION COMPANY」として、さまざまな教育問題を解決する13の仕組み(事業)を展開している。

《吹野准》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top