日本ユネスコ協会連盟は2025年2月1日、アクサ生命保険の支援のもと、「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」の一環として、「減災教育フォーラム~減災教育を地域に広げ、未来につなげる~」を開催する。気候変動や過去の災害の経験を踏まえた専門家による講演や、全国の被災地および未災地の学校による減災教育の事例発表を行う。
このフォーラムの目的は、南海トラフ地震などの巨大地震の発生確率が高まる中で、ひとりひとりが災害を自分事として捉え、考える機会を提供することにある。教育関係者をはじめ、防災・減災やSDGsに関心をもつ人々、一般の参加者にも役立つ内容となっている。オンライン視聴も可能で、広く参加を呼びかけている。
フォーラムのプログラムには、奈良教育大学ESD・SDGsセンター副センター長の及川幸彦氏による「気候変動と防災・減災は表裏一体~気候変動時代の新たな減災教育の提案~」という講演が含まれる。また、パネルディスカッションでは、石川県珠洲市の学校や大学ユネスコクラブの学生など、さまざまな分野からパネリストを迎え、「減災教育を地域に広げ、未来につなげる~災害の教訓を減災教育の継続と発展に生かして~」をテーマに議論が行われる。
さらに、全国の学校による減災教育の事例発表も予定されており、気仙沼市立階上小学校、福岡雙葉中学校・高等学校、奈良教育大学ユネスコクラブが参加する。これらの発表を通じて、各地域での減災教育の取組みが紹介される。
「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」は、2014年に日本ユネスコ協会連盟とアクサ生命保険が共同で開始したもので、東日本大震災をはじめとする過去の災害の経験や教訓を全国の学校防災・減災につなげることを目的としている。活動助成、教員研修会、活動報告会、公開フォーラムの4つのプログラムを通じて、子供たちの災害を生き抜く力を育むことを目指している。
日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO憲章の理念に基づき、国際平和と人類共通の福祉の実現を目指し、ボランティアで活動する約270のユネスコ協会・クラブとともに、SDGs目標4「教育」を中心に国内外での教育の普及や、自然や文化を継承・保全する世界遺産活動、未来遺産運動など、さまざまな活動を推進している。
◆減災教育フォーラム~減災教育を地域に広げ、未来につなげる~
日時:2025年2月1日(土)9:00~13:35
会場:アジュール竹芝 14F 天平(東京都港区海岸1-11-2)
対象:教育関係者、防災・減災やSDGsに関心をもつ一般の人
募集人数:会場参加60名(先着順)
※オンライン視聴は定員無し
申込締切:2025年1月30日(木)
参加費:無料
申込方法:事前申込制(会場参加・オンライン配信視聴ともに)