埼玉工業大学は2024年7月8日、高等学校DX加速化推進事業（DXハイスクール）の取組みに、デジタルものづくり体験や数理・データサイエンス・AIに触れるための研修など、高校のニーズに応じた支援を提供すると発表した。専用の問合せ窓口も設置して対応するという。
文科省が、高等学校におけるデジタル技術と理数分野の教育を強化するプログラムとして、高等学校DX加速化推進事業（DXハイスクール）の公募を行い、全国1,000校以上の高等学校を採択した。
採択された高等学校では、事業を推進するためのDXやGX分野の教育・研究に経験のある人材、設備や環境の整備が難しいケースもあり、埼玉工業大学は協力依頼や相談を受けているという。そこで、専任の教職員が中心となった「DXハイスクール対策チーム」を新たに編成した。
埼玉工業大学は、デジタルものづくりの体験、数理・データサイエンス・AIに触れるための研修、ICTの活用方法の習得、“理数探究授業”の拡充への導き、デジタルを活用した授業に関するアドバイスや専門的な指導、導入した設備の活用法などに関するサポートが提供できるという。
今後はリソースを活用し、生きた教材を高校生がリアルに活用できるよう、DXハイスクール事業の推進に向けた各種コンテンツを提供する。また、高等学校の要望に対応できるよう、大学の各学科や部局との効率的な橋渡しを行いながら、DXハイスクール事業のニーズをとらえる全学的な支援に向けた取組みを加速させるとしている。
