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中高生対象の授業プログラム「地域の歩き方」11月末発売

 旅行ガイドブックを発行する「地球の歩き方」は、近畿日本ツーリストと共同で「地域探求」をテーマとした中高生対象の授業プログラム「地域の歩き方」を企画し、2023年11月末より販売を開始する。

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ガイドブック制作授業プログラム「地域の歩き方」
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  • レクチャー動画
  • 品川女子学院中等部3年生の授業のようす
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  • ガイドブック「ニュージーランドの歩き方」
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 旅行ガイドブックを発行する「地球の歩き方」は、近畿日本ツーリストと共同で「地域探求」をテーマとした中高生対象の授業プログラム「地域の歩き方」を企画し、2023年11月末より販売を開始する。

 同社が発行する旅行ガイドブック「地域の歩き方」は、1979年創刊の個人旅行者のバイブルともいうべきガイドブックシリーズ。授業プログラムでは、地域探求をテーマに、ガイドブック制作で長年培われた編集ノウハウを学校授業向けにアレンジしている。

 プログラム制作にあたっては、ガイドブック制作に必要な「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめ・表現」のプロセスが、学校教育における探究学習にも通じる点に着目したという。授業構成は広く学校環境にあわせられるよう先生主体で進行する形式となっている。

 授業では「地球の歩き方」仕様のテンプレートを利用。生徒は編集者・読者双方の視点で地域を見つめ、自ら設定したテーマに向けて取材(情報収集)。集めた情報を限られた誌面の中で整理し、読み手の興味を意識した表現によりガイドブックとして完成させる。

 提供ツールは、先生用マニュアル、ワークシート、レクチャー動画、原稿テンプレートファイルの4点。同プログラムでは、編集者の仕事内容や、取材マナーなどの専門的な知識、原稿執筆の基礎知識なども学習できるほか、生徒のキャリア形成の面からも表現力の向上が期待でき、出版業界への興味や、将来の職業選択に対する気づきにもなるとしている。

 品川女子学院中等部ではプログラム販売に先立ち、3年生がニュージーランド修学旅行の事前・事後学習としてトライアル行いガイドブック「ニュージーランドの歩き方」を制作。プロの指導により形に残すことができることに魅力を感じたとのコメントが寄せられている。

《川端珠紀》

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