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高校生が主役、企業がコーチ…産学官「ひろしまAI部」スタート

 広島県は、高校生を対象としたテクノロジー人材育成教育プログラム「ひろしまAI部」を2024年度より開始する。開始に伴い、2024年6月13日に産学官で構成する「ひろしまAI部運営コンソーシアム」の発足式を開催。6月25日より本格的に活動をスタートさせる。

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 広島県は、高校生を対象としたテクノロジー人材育成教育プログラム「ひろしまAI部」を2024年度より開始する。開始に伴い、2024年6月13日に産学官で構成する「ひろしまAI部運営コンソーシアム」の発足式を開催。6月25日より本格的に活動をスタートさせる。

 ひろしまAI部は、デジタル技術を使いこなすためのリテラシーの底上げを図るべく、高校生を対象に、企業の社員等がコーチとしてAIの基礎を教え、社会や企業の課題解決にテクノロジーを活用できる人材を育成する教育プログラム。オンデマンド講座や実験・演習、定期的なオンラインコーチセッション、成果発表等のイベントの開催など、通年でプログラムを進めていく。

 高校生の段階から大学や企業で学ぶAIリテラシーの一部を先取りすることで、AIに関するリテラシーの向上を図るほか、企業の社員等がコーチとして携わることで、積極的にDXを推進する地元企業の魅力を伝え、県内企業への認知・関心を高める効果も期待される。

 プログラム開始時点では、正会員としてマツダやひろぎんホールディングス、広島県情報産業協会など25企業・団体が参画するほか、行政からは広島県教育委員会と広島県が参画。さらに、高校は広島県内の国立4校(高専含む)、公立9校、私立5校、計18校が参加(6月11日時点)。参画企業・団体および参加高校は随時拡大する予定。

 プログラムの開始に先立ち、6月13日にはHiromalabにて「ひろしまAI部運営コンソーシアム」発足式を開催。事業計画や今後のスケジュール、企業訪問・ワークショップの事例紹介などが行われた。

 広島県は、高校生を主役とし、高校生にとっての新たなサードプレイスとなる場の創造を目指して「ひろしまAI部」を推進していく。

《畑山望》

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