教育業界ニュース

マレーシア派遣、教員退職者を対象に募集…文科省

 文部科学省は2024年5月20日、2025年度「マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員」の募集を発表した。募集教科は数学・物理・化学のいずれか、派遣期間は原則、2年間(2025年4月~予定)。教員退職者を対象に、7月5日まで申込みを受け付ける。

教材・サービス 授業
令和7年度マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員の募集(退職教員対象)について
  • 令和7年度マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員の募集(退職教員対象)について
  • マラヤ大学予備教育センターでの待遇

 文部科学省は2024年5月20日、2025年度「マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員」の募集を発表した。募集教科は数学・物理・化学のいずれか、派遣期間は原則、2年間(2025年4月~予定)。教員退職者を対象に、7月5日まで申込みを受け付ける。

 「マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員」は、マレーシアにおける人材養成の一環として、同国政府からの要請に基づき、日本からの教員を現地に派遣し、日本の大学への留学を目指すマレーシア人学生に対する予備教育(日本の大学入学に必要な基礎的科目の教育指導)の実施に協力し、日本留学を円滑かつ効果のあるものにすることを目的としたもの。

 派遣された教員は、マレーシアのクアラルンプールにあるマラヤ大学予備教育部(大学の学部進学者のための予備教育機関)にて、日本の大学への留学を目指すマレーシア人学生に対し、担当教科を日本語および一部、英語により教育指導する。

 派遣期間は原則、2年間(2025年4月~2027年3月予定)。募集教科と採用予定人数は、数学(上限4名)、物理(上限2名)、化学(上限2名)。ただし、予算成立の可否などにより変更の可能性あり。

 応募要件は、高等学校の教員として原則5年程度以上の勤務経験を有し、退職し、常時勤務を要する職に就いていない者。派遣教員団長の指導監督のもと、ほかの教員らと協調しながら職責を果たすことができる者。異なる社会の言語、生活様式、風俗習慣などを正しく理解できる者、マレー語の習得に意欲がある者など、7項目の要件すべてを満たす者。

 希望者は応募フォームに基本情報を入力のうえ、応募書類一式を1つのファイルにまとめて提出用フォームからデータ登録する。データ提出ができない場合は郵送にて受け付ける。応募締切りは7月5日(消印有効)。

 選考は応募書類をもとに文部科学省が書類審査を行い、審査後、別途通知した者に面接選考(8月下旬~9月上旬予定)を実施。派遣の決定は9月中を予定。年内には決定通知を発送する。応募に関する詳細は、文部科学省のWebサイトで確認できる。

◆2025年度「マレーシア政府派遣留学生予備教育派遣教員の募集」
派遣期間:2025年4月~2027年3月予定
対象:高等学校等の教員として勤務し退職した人
募集教科と採用予定数:数学(上限4名)、物理(上限2名)、化学(上限2名)
申込方法:応募フォームから登録後、応募書類一式をデータで提出
申込締切:2024年7月5日(金)消印有効
※応募書類を郵送する場合は封筒の表に「マレーシア派遣教員応募書類」と朱書き

<応募要件:以下の要件すべてを満たす者>
(1)高等学校の教員として原則として5年程度以上の勤務経験を有し、退職し、常時勤務を要する職に就いていない者(2025年4月1日時点において、常時勤務を要する職についていないことが確実である者を含む)
(2)派遣教員団長の指導監督のもと、ほかの教員等と協調しながら職責を果たすことができる者
(3)異なる社会の言語、生活様式、風俗習慣などを正しく理解できる者
(4)日本語を習得中の学生への教育に、忍耐強く取り組むことができる者
(5)マレーシア政府の事業を成功に導くよう、政府から派遣される者であることを十分自覚し、責任をもって行動することができる者
(6)英語や日常生活に必要となるマレー語の習得に意欲がある者
(7)派遣教員およびその家族は、日本国内と異なる自然条件、生活条件の中で、心身ともに健康的に生活できる者

《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top