経済産業省は2025年7月11日、2025年度(令和7年度)「未来の教室」教育イノベーター支援プログラム(Edvation Open Lab:EOL)の採択結果を公表した。採択事業者に選ばれたのは、ゲーミフィケーションを活用した情報リテラシー教材を展開する「Classroom Adventure」など5事業者。
同省では、「学びと社会の在り方改革推進事業(「未来の教室」実証事業)」の一環として、未来の創り手である次世代人材を育む学習環境づくりに資する新たな教育サービスの社会実装の実現を目指し、国内外の教育市場に関する知識・知見の習得や人的ネットワーク構築等を通じた、教育イノベーターの育成を支援している。
2025年度のEOLでは、シード・アーリーフェーズまたは異業種から教育分野へ参入して間もない事業者を対象に、新たな教育サービスの社会実装の実現を目指して、メンタリングやセミナー・ピッチイベントなどを軸とした支援プログラムを実施するべく、5月29日から6月18日まで公募を実施。事業・サービスの新規性・独自性・革新性や、将来性・成長性・拡張性といった観点から総合的に判断し、採択事業者を選定した。
選定されたのは、ゲーミフィケーションを活用した情報リテラシー教材を展開する「Classroom Adventure」、オンライン子どもプレゼンテーションスクールを運営する「FUJIYAMA BRIDGE LAB」、電子・電気機器および情報機器の設計・製造・販売を行う「日本マイクロシステム」、ダンストレーニングアプリ「iNSYNC(インシンク)」を展開する「ワンアーカー」、PTA向けコミュニケーションサービス「Comunii for PTA」を展開する「Comunii」の5事業者。
採択事業者は、今後、8月に行われるキックオフセミナーを皮切りに、2回程度のメンタリングやセミナー・イベント参加、教育現場ヒアリングなどに臨む。11月下旬には中間報告会・ミートアップを実施予定、最終報告会は東京にて2026年2月上旬に行われる予定となっている。