岡山大学は2024年5月16日、大学院教育学研究科における2025年度実施の改組等について情報を公開した。新たに「教育データサイエンス学位プログラム」を教育科学専攻に設置（文部科学省へ設置申請済）するほか、教員免許状を持たない人を対象とした3年制の「学校教員養成特別プログラム」を教職実践専攻に創設する計画。
岡山大学大学院教育学研究科では、2025年度に関係する組織の改組等による変更を予定している。大学院教育学研究科 教育科学専攻では、教育学を専門とするデータサイエンスのエキスパート人材へのニーズの高まりを受け、教育とデータサイエンスに関する深い専門的知識を持ち、ICT・DS力を組み合わせた高度な課題解決能力とDX時代の教育の新たな可能性を見出す力を身に付けることを目標に「教育データサイエンス学位プログラム」を設置する（文部科学省へ設置申請済）。
また、大学院教育学研究科 教職実践専攻では、教員免許状を持たない人を対象とした3年制の「学校教員養成特別プログラム」を創設。学校や地域が抱える教育課題を発見し、分析・改善するリーダー的な教員となる資質・能力の育成と高度化を目指す。さらに、養護教諭特別別科の学生募集停止に伴い、3年制の「養護教諭養成特別プログラム」も開設。いずれも専攻のプログラムを修了することにより、各専修免許状の取得が可能となる。
なお、入学前に取得している資格や修得している科目等の状況によって、3年を超えた就学が必要となる場合もある。
「教育データサイエンス学位プログラム」は、設置認可後、2月上旬に実施予定の「第2期入試」から募集を開始する計画。「学校教員養成特別プログラム」「養護教諭養成特別プログラム」も、第2期入試でのみ募集を実施する。出願の条件として11月に事前相談を実施予定。入学前の資格や単位修得状況などを確認し、修了に要する就学期間の見込み等について概要説明を受けることができる。
第2期入試の募集要項は10月ごろ公開予定のため、入試に関する詳細はWebサイトを確認のこと。
また、大学院教育学研究科 教育科学専攻にて取得可能だった「特別支援学校教諭専修免許状」は、2025年度から教職実践専攻で取得が可能となる。
