東京理科大学とSAS Institute Japanは2024年3月14日、不足するデータサイエンス人材育成のため連携協定を再締結したことを明らかにした。両者は2021年4月に協定を締結し、SAS Academic Specializationを通じてSASを使った教育を強化してきた。
東京理科大学とSAS Institute Japanは2021年4月、相互の発展並びに学術と科学技術の振興を目的として協定を締結し、SAS Academic Specializationを通じてSASを使った教育を強化してきた。
今回の連携協定再締結により、東京理科大学とSAS Japanは、東京理科大学の教育研究活動の活性化とSAS Japanが推進する次世代人材(Future Ready)エコシステム、産学連携の促進のため、双方が有する人材、物的・知的資産を活用し、変容する社会に自律的に対応できる次世代デジタル推進人材の育成を目指すという。
連携協定には、共同認定資格プログラムであるSAS Academic Specializationの実施、人材交流・人材育成のための協力、その他の次世代人材(Future Ready)エコシステム実現に向けた取組みの検討の3項が含まれている。
東京理科大学は、各学生が次の時代を拓く創造的な活動へとシフトしていくための素養と専門性を身に付けるカリキュラムや制度を導入しており、基礎教育の中身もバージョンアップするとともに、専門教育は隣接分野の学問を包含して深掘りできる実力を養成している。
東京理科大学とSASのプログラムでは、学生自身の力で道筋を立て、解析する能力が身に付くという。また、人材交流により、学生が社会でのデータ活用の実像や求められる人材像を知ることで、学生は実社会や卒業後のキャリアを意識しながら学修できるとしている。
東京理科大学データサイエンスセンター長の矢部博氏は、「今回の連携協定再締結を通じて、SAS社員との交流やインターンを実施し、リアルな社会でのデータ活用を学ぶことができるようになり『真に実力を身に付けた学生を社会に送り出す』という、建学当時からの教育方針を体現する次世代デジタル推進人材の育成が促進できると喜ばしく思っております」とコメント。
一方、SAS Institute Japan代表取締役社長の手島主税氏は、「東京理科大学と共同でSAS Academic Specializationを展開し、次世代デジタル推進人材の育成に貢献できることを大変うれしく思っております。SAS Japanは、今後も未来の日本を支える次世代人材エコシステム、Future Readyエコシステムに注力してまいります」と述べている。