聖心女子大学は2024年3月22日、電子情報技術産業協会(JEITA)と3月18日に連携協定を締結したと公表した。2024年度は、人間関係学科においてプロジェクト型授業「情報活用の社会的実践」を開講し、ICT・データサイエンス教育、文理融合カリキュラムを強化していくという。
聖心女子大学と電子情報技術産業協会(JEITA)は、相互連携と協働による活動を通して、次世代の教育に関する研究を推進するための人的・知的資源の交流を図り、社会貢献に寄与することを目的に連携協定を締結した。
聖心女子大学の人間関係学科は、JEITAと産学連携授業を実施するなど、これまで学術交流や協力を行ってきた。今回の連携により、JEITAの保有データを活用したデータサイエンス教育、聖心女子大学の研究成果等の産業界における活用促進、そのほか、協定の目的のために双方が必要と認める活動に関することについて推進するとしている。
今後は協定に基づき、相互の連携・協働による活動を推進していく。その一環として、2024年度には人間関係学科においてプロジェクト型授業「情報活用の社会的実践」を開講。同協定のもとICT・データサイエンス教育、文理融合カリキュラムを強化する。
授業では、学生がプロジェクトチームを組み、JEITAから提起された課題について、調査データや資料等の解析など客観的根拠に基づいた提言を行う。2024年度は、特にテレビを中心とした次世代の映像コンテンツのあり方について考察。社会調査法、統計学などの知識や方法論を、社会課題の解決に実践的に結び付けることの意義と方法を学ぶという。