熊本県教育委員会は、2024年度（令和6年度）学校における業務分析・業務改善モデル構築等業務委託に係る企画提案を募集している。公募型プロポーザル方式で民間事業者から受託者を選定する。参加表明書の提出期限は4月24日午後5時、企画提案書の提出期限は5月8日。
学校における業務分析・業務改善モデル構築等業務委託は、一部の学校や教育委員会で実施されている効果的な業務改善の取組みを県・市町村教育委員会、各学校に波及させていくことが目的。民間事業者の専門的知見により、学校へのヒアリング調査などを含めた阻害要因の調査・分析を行い、改善提案と業務改善モデルの構築を行うほか、希望する学校または市町村教育委員会に「働き方改革支援アドバイザー」を派遣する。
現地調査は、県教育委員会が指定するモデル校（小学校2校、中学校2校、高校2校、特別支援学校2校を予定）を対象に実施。現地調査を行った業務について、業務改善の阻害要因などを分析し、分析結果を踏まえた業務改善を多角的な視点（時間外在校等時間の縮減効果、実現可能性など）で提案する。さらに業務分析の結果を踏まえ、負担感・多忙感が大きく、長時間勤務の原因の1つになっているものを抽出し、業務改善モデルを構築する。
県教育委員会の募集に基づき決定した派遣校などに対しては、学校の働き方改革の専門的知見をもつ「働き方改革支援アドバイザー」を派遣。学校が抱える課題に応じて、アドバイザーによる講演、グループワークなどを通じて、課題を改善するための個別・具体的な助言・支援などを行う。
委託期間は、契約締結日から2025年3月28日まで。業務実施スケジュールは、現地調査（ヒアリングなど）が6月～8月上旬、改善提案・業務改善モデル報告書が9月上旬、働き方改革支援アドバイザー派遣が6月～2025年3月に設定。ただし、事業受託者からの提案を踏まえ、変更することはあり得るとしている。
委託限度額は、752万6,000円を上限（目安）とし、契約額は別途設定する予定価格の範囲内で決定する。委託業務の対象経費には、業務の実施に必要となる人件費・旅費・資料作成など一切の経費を含む。
選定方法は、公募型プロポーザル方式。応募書類とプレゼンテーションによる審査を行い、もっとも優れた提案を行った者を受託候補者として選定する。プロポーザルの参加希望者は、4月24日午後5時（必着）までに参加表明書などを持参または郵送で提出する。質問の受付期間は、4月24日午後5時まで。企画提案書などは、5月8日午後5時（必着）までに持参または郵送で提出する。
審査のプレゼンテーションは、5月13日午後に熊本県庁新館7階教育政策課内で実施する。オンライン会議システム（Google Meet利用予定）による遠隔プレゼンも可能。オンライン会議希望の有無は、参加表明書に記載する。
熊本県教育委員会Webサイトでは、実施要領や仕様書などを公開。実施要領には、受託者の要件、審査項目なども記載している。
◆2024年度学校における業務分析・業務改善モデル構築等業務委託
委託期間：契約締結日～2025年3月28日（金）
参加表明書提出期限：2024年4月24日（水）17:00必着
企画提案書提出期限：2024年5月8日（水）17:00必着
審査会：2024年5月13日（月）
