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生成AI利用の校務支援「スタディポケット」教員向け無償プログラム

 CODEGYMは2024年3月7日、生成AIを用いた校務支援ソリューション「スタディポケット for TEACHER」を発表した。2,000人規模の無償パイロットプログラムの参加教員(学校)を募集する。応募締切は3月末。

教材・サービス 校務
校務支援に特化した生成AIクラウド「スタディポケット for TEACHER」
  • 校務支援に特化した生成AIクラウド「スタディポケット for TEACHER」
  • 校務支援に特化した生成AIクラウド「スタディポケット for TEACHER」
  • 教科書的な説明文章を、会話形式のフォーマットに変更してくれる機能(逆引きモードの例/プロンプト不要)
  • アンケート結果のデータだけを入れると、集計してくれる機能(逆引きモードの例/プロンプト不要)
  • 教職員のメンタルヘルスのセルフチェック機能(逆引きモードの例/プロンプト不要)
  • 「逆引きモード」利用シーンから簡単に呼び出せるインタフェース
  • 校務支援に特化した生成AIクラウド「スタディポケット for TEACHER」

 CODEGYMは2024年3月7日、生成AIを用いた校務支援ソリューション「スタディポケット for TEACHER」を発表した。2,000人規模の無償パイロットプログラムの参加教員(学校)を募集する。応募締切は3月末。

 「スタディポケット」は、小・中・高等学校など教育現場のために開発された、生成AIの統合クラウドSaaS。文部科学省が定める「初等中等教育段階における生成AIに関する暫定的なガイドライン」に準拠して開発され、GPT-4をはじめとした生成AIの先端技術を活用している。

 今回発表された「スタディポケット for TEACHER」では、校務での活用に特化した逆引きモードを豊富に搭載。年間計画・指導案などの草案の作成、試験問題の作成(類似問題の作成、問題の難易度変更など)、通知表の所見欄の記入補助、自身の授業内容に対する改善案の提案・フィードバック機能など、あらかじめ用意された利用シーンごとに、マウス操作やタッチデバイスで直感的に使えるように設計されている。

 初めて生成AIを使うユーザーでも、逆引きモードから試してみることにより、生成AIを校務・業務に活用するイメージがもてるようになるという。逆引きモード機能は、現場の教職員からの利用フィードバックを反映しながら2024年4月末までに、100種類以上になる見通し。

 現在、「スタディポケット for TEACHER」の提供開始に向けて、導入に関心のある学校、自治体、教育委員会からの問合せを受け付けている。また、無償のパイロットプログラムとして、教員数規模で2,000人(募集校100~200校)の大規模な実証実験を実施。募集を開始している。希望者は、スタディポケットの公式Webサイトから問合せが可能。

◆「スタディポケット for TEACHER」教員向けパイロットプログラム
開始時期:2024年3月から(問合せ順で順次開始)
申込締切:2024年3月末
※予定人数に達した場合、早期終了する場合あり
終了時期:2024年5月末
※日程は延長される可能性があるほか、異なる日程で第2弾を開催する場合あり
対象校:小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、専修学校、各種学校
募集人数:教職員2,000人規模(教員、事務職、管理職を含む)
学校あたりの利用人数:約10名~20名(21名以上の利用は応相談)
学校数:最大200校程度

《木村 薫》

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