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個別最適で協働的な学び「指導の手引き」開発、公募開始

 文部科学省は2024年2月21日、2024年度(令和6年度)「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実のための指導の手引き開発事業」の公募を開始した。対象は法人格を有する団体。公募説明会は2月29日にオンライン開催する。

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令和6年度個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実のための指導の手引き開発事業の公募
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  • 公募説明会について

 文部科学省は2024年2月21日、2024年度(令和6年度)「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実のための指導の手引き開発事業」の公募を開始した。対象は法人格を有する団体。公募説明会は2月29日にオンライン開催する。

 同事業は、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に向けた取組みを進めるうえで、全国の教育委員会や学校における取組みの参考となる「指導の手引き(仮称)」を開発するための事業。手引きは、noteが運営するメディアプラットフォーム「note」上にオンラインマガジンとして作成・掲載する。

 受託者は、「個別最適な学び」と「協働的な学び」に係る優れた先進事例に係る取材およびそれに基づく記事を作成する。学校や有識者などに対して取材やインタビューを行い、それをもとに、授業動画や活動のようすの写真、取組みのポイントをわかりやすく示した図、実際の指導案・様式案のWordファイルなど、学校が直ちに実践に移すうえで必要となる情報が含まれるよう、多様なメディアを駆使しつつ作成する。

 記事数は合計20~25本。1記事あたり約2,000字程度、動画は最長15分程度のものを8本程度作成し、一部の記事に組み込む。手引きは「基本編」「実践編」「学校特集編」のいずれかに分類して整理する。

 記事作成は、noteアカウントをあらかじめ取得(無料アカウント可)したうえで、文部科学省が運用するnote proのアカウントと紐付けて編集権限を付与することで作成する。記事の執筆については、原則、受託者自身とするが、必要に応じて有識者などに執筆を依頼することも可能。ただし、その際は学校現場の負担とならないように十分に配慮する。

 企画提案にあたっては、記事を掲載するオンラインマガジンの名称案・実践編において取り上げる手法の候補・実践編の記事構成の例 ・学校特集編において取り上げる学校の候補を事業計画書に具体的に盛り込むこと。

 対象は法人格を有する団体で、採択数は1件(予定)。事業期間は、契約締結日~2025年3月14日。事業規模は1件あたり1,000万円程度を予定している。

 応募は、事業計画書や誓約書などの提出書類を3月18日正午(必着)までにメールまたは郵送により提出する。公募説明会は2月29日午後1時~3時にオンラインにて開催する。Webフォームからの事前申込制。

◆公募説明会
日時:2024年2月29日(木)13:00~15:00
場所:オンライン
申込締切:2024年2月28日(水)17:00
申込方法:専用申込フォームから受け付ける
※希望者にはアーカイブ動画の送付可能(文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室審議・調整係へ連絡)

◆公募スケジュール(予定)
公募期間:2024年2月21日(水)~3月18日(月)12:00
審査:2024年3月下旬
採択決定:2024年3月下旬
契約締結:2024年4月上旬
契約期間:契約締結日~2025年3月14日(金)

《川端珠紀》

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