Classiは2025年4月より、授業学習への貢献を目指し、新たな授業連動サポートを開始した。第1弾として、教育プラットフォーム「Classi」の学習コンテンツと教科書単元名を対照できる対照表の提供を開始。先生が授業の進捗にあわせて生徒に最適な課題を配信し、生徒が授業の振り返り学習をスムーズに進められるようサポートする。
この対照表は、高校の5教科11科目、計81冊の教科書に対応しており、先生の働き方と生徒の授業理解の両方を支援することが可能。サポートを開始した背景には、高校の授業進度が速く、生徒ひとりひとりの理解度にあわせた対応が難しい現状がある。少子化による学校統合などで、学級内に多層化した学力の生徒が混在するようになり、生徒の理解に差異が生じているという。
Classiはこの課題を解決するため、2024年度より学習トレーニング機能を提供してきた。今回の授業連動サポートは、先生が授業進度を保ちながらクラス全体の理解度合いとつまづき個所を把握しつつ授業運営を進めることを目的としている。
教科書単元名対照表があることで、Classiの教科学習コンテンツと教科書の単元の紐付きが確認でき、授業で教えた内容に関連する課題を先生が探す負荷なく、簡単に配信できるようになる。授業の進捗にあわせつつ生徒ひとりひとりに個別最適な課題をClassiから選択して提供することが可能となり、課題配信の計画も前もって立てやすくなる。
また、生徒は授業中の学習に加えて、Classiから提供される問題や動画を通じて、主体的に学習を進めることが可能。多くの教科書に対応しているため、さまざまな学校で活用が可能だ。課題学習だけでなく、先生が該当単元を案内することで生徒の自主学習もサポートする。
今回の授業連動サポート第1弾に続き、今後の展開として、授業理解課題機能や教科書単元名連動配信機能のリリースを予定している。これにより、授業に沿った形でより負荷なくClassi内の学習コンテンツを活用しやすくなる見込みだ。