Classiは2024年2月6日、運営するプロダクト「Classi」学習トレーニング機能内の英語学習領域の開発プロセスにおいて、生成AI活用を開始したことを公表した。多くの時間を割く問題作成の初歩段階に、生成AIを活用することで業務工数削減を可能にしたという。
Classiは、教育プラットフォーム「Classi」を全国の高校および中高一貫校に提供している。プロダクト内で提供する学習課題の作成は、電気通信大学の高木正則准教授、岩手県立大学の田村篤史准教授からのアドバイスを受け、生成AIを活用したコンテンツを開発してきたという。
今回新しく実装された学習課題作成プロセスでは、これまで多くの時間を割いていた問題作成の初歩段階に、生成AIを活用することで業務工数削減を可能にした。また、将来的には先生や生徒が自分で問題を作成できるようにすることも見据え、自然言語を用いたAIを活用したとしている。
AIは、英文と解説文作成に大規模生成AIを活用し、選択肢の作成に識別系AIの言語モデルを活用。テキストから意味を抽出し、文法的には正しいが、文脈的に正しくないなどの認識ができるという。
Classiは、この新しい開発プロセスによって学習課題をより短時間で作成し、問題数を増やすなどプロダクトの品質向上に寄与させることができるとしている。