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顔認証の登降園管理ツール「リピあげ for 見守り」

 ココロトヒナタは2023年5月18日、顔認証を使った登降園管理ツール「リピあげ for 見守り」をリリースしたことを公表した。AI顔認証で子供の登降園管理を行うシステムで、自動記録できるので、職員の業務負担軽減にも繋がるという。

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顔認証の登降園管理システム「リピあげ for 見守り」
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 ココロトヒナタは2023年5月18日、顔認証を使った登降園管理ツール「リピあげ for 見守り」をリリースしたことを公表した。AI顔認証で子供の登降園管理を行うシステムで、自動記録できるので、職員の業務負担軽減にも繋がるという。

 ココロトヒナタは顔認証を使ったサービスの企画・開発を行い、接客業向けに顔認証の顧客管理・接客支援システム「りぴあげ」を展開している。今回、ユーザーの要望や痛ましい事故に対して顔認証を使って課題解決ができないかと考え、子育て支援施設向けの顔認証を使った登降園管理システム「リピあげ for 見守り」を開発した。

 「リピあげ for 見守り」は、顔認証端末を使うことにより、子供本人でしか認証ができないので、施設への確実な登園を管理でき、ヒューマンエラーを防ぐという。登降園の顔認証時に撮影した画像を保護者に自動通知し、文字だけの通知ではなく、認証時の顔がそのまま届くことで、保護者に安心を提供でき、保護者と連携して子供を「見守る」ことが可能。また、通知先は複数登録することができ、離れて暮らす祖父母にも日々の成長を自動で届けることができる。

 子供と保護者のひも付けだけでなく、子供1人に対して複数名の保護者を顔登録ができるので、急な迎えの変更や、なりすまし防止を強化。施設職員による子供引き渡し時の保護者確認の効率化を図る。

 また、顔をキーとすることで、カードや二次元バーコードが不要になり、スムーズに入退室ができる。子供の入館証忘れや紛失を心配することがなくなり、再度書類を記入といった面倒な手続きも不要。施設利用者のデータベースを管理する機能もあり、集計作業等の職員の業務改善、効率化にも繋がる。カスタマイズすることで、幼児教育施設運営システムと連携することもでき、他業務もICT化できる。

 「リピあげ for 見守り」は保育園、幼稚園等の送迎バスを使うシーンだけでなく、子供自らが足を運ぶ児童館や習いごと、塾等でも利用できる。なお、「リピあげ for 見守り」は2023年IT導入補助金の対象ITツールとなっている。IT導入補助金の補助対象の条件や申請フロー等の詳細は、Webサイトで確認できる。

《田中志実》

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