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東京学芸大「Well-beingあふれる学校」先駆的実践を募集

 東京学芸大学は2023年4月19日 、経済協力開発機構(OECD)との共同研究の一環として、「Well-beingあふれる学校」の先駆的実践を募集することを発表した。国内外から立場や年齢、性別、組織等の垣根を超える実践参加校と研究パートナーを募る。締切りは5月19日。

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パイロット実施の現場、ポルトガルのようす
  • パイロット実施の現場、ポルトガルのようす
  • パイロット実施の現場、ウクライナのようす
  • パイロット実施の現場、イタリアのようす

 東京学芸大学は2023年4月19日 、経済協力開発機構(OECD)との共同研究の一環として、「Well-beingあふれる学校」の先駆的実践を募集することを発表した。国内外から立場や年齢、性別、組織等の垣根を超える実践参加校と研究パートナーを募る。締切りは5月19日。

 プロジェクトの事業名は、OECD Education 2030「プロジェクト∞無限大(Project∞Infinity)」~学校が変われば、未来が変わる“My School, Our Future” ~。「ありたい未来の姿」を学校から実現する同プロジェクトは、OECD Education2030プロジェクトによる取組みの1つで、日本の学生の声から始まった。

 国内ではこれまで、中高生や教員らがポルトガル、ウクライナ、イタリアの学校とのパイロット実施を通じて、学校の「あたりまえ」を少しずつ変化させてきた。生徒と教師、その他の大人が、異なる視点を持ち寄り、対等な立場で共創することで、より良い未来を共創する探究が広まっている。

 今回の募集では、参加校および研究パートナーが、今の社会や学校の「あたりまえ」を問い直し、2030年のwell-beingあふれる未来の創造に向け、海外のパートナーとの国際共創により、3つの壁(課題)を超えうる「カリキュラム開発」と「新しい評価」実装を目指す。

 超えたい3つの壁(課題)とは「学校内にある壁」「学校を超えた『縦・横・斜めの制度のつながり』に関する壁」「制度を超えた『暮らし・空間のつながり』の中にある壁」。募集にあたり東京学芸大学は、OECDとの共同研究国内外のパートナー校等の仲介、同大学やOECDのもつ知見・データ提供および資金調達支援等を行う。

 対象は、学校やNPO等の教育に関係する法人、生徒・学生や先生等の個人、研究者や企業等。応募は、学校や教育委員会等の教育機関および個人は、Webサイトの申込みフォームから受け付ける(研究者や企業等は個別で案内)。詳細は、Webサイトに掲載の募集要項で確認できる。

◆OECD Education 2030「プロジェクト∞無限大(Project∞Infinity)」
応募期限:2023年5月19日(金)
申込方法:Web申込み(研究者や企業等は個別で案内)
※申込後、事務局から説明および面談を実施
<対象>
・学校、教育委員会・NPO等の教育機関
・生徒・学生・教員・教育委員会職員等の個人
・研究者
・企業等

《川端珠紀》

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