One Terraceは2023年3月30日、東和ソリューションエンジニアリングが開発、One Terraceが販売する国際学生管理システム「WSDB」が、サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金(IT導入補助金2023)の対象ツールとして登録されたと発表した。
2023年3月17日、日本政府が行った「教育未来創造会議」にて岸田文雄首相は「2033年までに外国人留学生を40万人受け入れる」という目標を掲示。日本国内への留学希望者がこれまで以上に増加することで、日本語教育機関のさらなる業務負担増加が懸念されるという。
一般の学生管理システムは、留学生の在留資格情報やアルバイト情報、また入管に対する定期的な留学生の在籍状況の報告等、留学生特有の情報までは管理していないのが現状。
そこで、One Terraceは学生の国籍に関係なく、1つのシステムで入学前から卒業後まで一括管理が可能な国際学生管理システム「WSDB」を販売。現在では、日本全国の日本語教育機関、専門学校、大学等の140校以上で利用されている。
今回、この「WSDB」がIT導入補助金2023の補助金対象ツールとして登録された。IT導入補助金とは、中小企業基盤整備機構の採択する「サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金(IT導入補助金2023)」という、中小企業・小規模事業者がITツール導入に活用可能な補助金。
対象ツールとして採用されるITツールは、中小企業・小規模事業者の業務生産性に寄与する「ソフトウェア」「オプション」「役務」「ハードウェア」にとして認められたもののみとなる。交付が決定すると、WSDBの初期導入費と運用保守費2年分に対して補助を受けることができる。補助率は2分の1、補助額は5~150万円未満となる。
IT導入補助金2023の申請は、A類型1次募集締切りが4月25日午後5時。