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保育の書類業務をAIで効率化、プロンプト集100選を無料提供

 保育AI「hinary(ヒナリー)」を提供するエイチテクノロジーズは、全国の保育施設で働くすべての職員を対象に、「保育現場で使える生成AIプロンプト集100選」の無料ダウンロード提供を開始した。

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保育現場で使える生成AIプロンプト集
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 保育AI「hinary(ヒナリー)」を提供するエイチテクノロジーズは、全国の保育施設で働くすべての職員を対象に、「保育現場で使える生成AIプロンプト集100選」の無料ダウンロード提供を開始した。

 女性の社会進出が進む現代において、保育施設は重要な社会インフラとなっている。こども家庭庁の「保育士の有効求人倍率の推移」によると、2025年7月の保育士の有効求人倍率は2.77倍にのぼり、全職種平均の1.18倍を大幅に上回る高水準で推移している。一方で、保育業界では保育士不足や高い離職率が構造的な課題として存在する。この背景のひとつに、連絡帳やおたより、指導計画など、保育士が日常的に作成する膨大な書類業務の負担があり、離職の一因となっている。

 書類作業において、生成AIは大幅な効率化を実現する可能性を秘めている。適切な指示文(プロンプト)を入力するだけで、書類の下書きを数秒で作成することが可能だ。しかし、現場の職員からは「何を入力すればよいかわからない」「自分の意図に沿った文章が出てこない」という声が多く、生成AIの活用に踏み出せない施設が多いという。

 そこで、保育に特化した生成AIである保育AI「hinary」を提供するエイチテクノロジーズは、保育施設への導入支援を通じて蓄積した知見をもとに、「保育現場で使える生成AIプロンプト集100選」を制作し、無料公開することを決定した。同プロンプト集の指示文を参考にすることで、生成AIをはじめて使う人でもすぐに実践できるとしている。

 同プロンプト集は、10年以上の現場経験をもつ元保育士を中心に制作された実践的な資料で、保育業務における11のカテゴリーを網羅している。対象は、保育園や幼稚園、認定こども園などに勤務する保育士、主任、副園長、園長、法人管理職。費用は無料で、ダウンロードページのフォームに入力後、PDFファイルをダウンロードできる。

 エイチテクノロジーズが提供する保育AI「hinary」は、保育に特化した生成AIを用いた「保育AIチャット」と、書類作業を自動化する「保育AIエージェント」からなる「保育AIシステム」。2025年8月に正式リリース。全国私立保育連盟の推薦も受け、全国の保育施設で導入が進んでいるという。

《風巻塔子》

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