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闇バイトの危険性をゲームで疑似体験…学習教材「レイの失踪」

 Classroom Adventureは2026年5月27日、若者がSNSをきっかけに犯罪に巻き込まれる「闇バイト」の危険性をゲームで疑似体験して学ぶ教材「レイの失踪」のリリースを発表した。教員用マニュアルや動画を完備し、誰でも質の高い防犯教育を実現できる。

教材・サービス 授業
実践的な防犯教育ができる「レイの失踪」教材版の提供開始
  • 実践的な防犯教育ができる「レイの失踪」教材版の提供開始
  • 「レイの失踪」利用イメージ
  • 3つの特徴を学習
  • 専門家、体験した生徒のコメント
  • Classroom Adventure

 Classroom Adventureは2026年5月27日、若者がSNSをきっかけに犯罪に巻き込まれる「闇バイト」の危険性をゲームで疑似体験して学ぶ教材「レイの失踪」のリリースを発表した。教員用マニュアルや動画を完備し、誰でも質の高い防犯教育を実現できる。

 近年、SNSなどを通じて若者が特殊詐欺や強盗などの凶悪犯罪に加担してしまう「闇バイト」が、深刻な社会問題となっている。警察庁の統計によると、闇バイト関連の逮捕者の多くを10代・20代の若者が占めており、中には中学生が含まれるケースも報告されている。この問題の根深さは、加害者自身も「高額報酬」「簡単な仕事」といった言葉に騙されて加担してしまう点にある。調査によると、高校生の約8割がネット上の危険な求人情報を正しく判断できないという。

 教育現場では生徒を闇バイトの危険から守る対策が急務となっている。しかし、教員からは「闇バイトの最新手口や実態を教えたいが専門知識がない」「警察や外部の専門講師を呼びたいが日程が合わない」といった声があがっている。変化する犯罪手口を把握し、一から教材を作成して授業を行うことは、多忙な教員にとって大きな負担になる。Classroom Adventureは、このような現場の声に応え、教員が主導して効果的な授業を展開できる「レイの失踪」教材版を開発した。

 「レイの失踪」は、闇バイトをテーマにしたネットリテラシープログラム。失踪した友人「レイ」のSNSを探索しながら、闇バイトに勧誘され、個人情報を奪われ、抜け出せなくなる過程を追体験する。リアルに再現されたSNS環境での謎解きを通じて、座学では得られない気付きと具体的な回避スキルを育む。2024年にリリースした出張授業版は、すでに200以上の教育機関で導入が進んでいるという。

 今回リリースされた教材版は、専門知識がない教員でも効果的に授業を進められるよう、充実したサポート体制を特長としている。授業の進行手順や生徒への声かけのポイント、想定問答などを網羅した「教員用マニュアル」を完備。また、専門的な解説が必要な場面では「キャラクターによるレッスン動画」が用意されており、教員の負担を軽減しつつ、均質で高い教育効果を担保できる。

 さらに、ゲーム体験で得た気付きを言語化し、行動変容につなげるための「振り返りワークシート」や、教員が短時間でプログラムの全体像を把握できる「事前研修動画」もセットになっている。EdTechとゲーミフィケーションを生かした質の高い学びを、各学校のペースにあわせて柔軟に実践できる。

 Classroom Adventureでは、導入を検討中の学校関係者や自治体の担当者向けに、オンラインでの無料体験会を毎週月曜日の午後7時より実施している。体験会では、実際のゲーム画面や教材の使い勝手を体験しながら、具体的な活用方法などについて案内するという。

 Classroom Adventureは、慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdTechスタートアップ。「Make maenomeri(前のめりをつくる)」をミッションに掲げ、ゲーミフィケーションを生かした学びを創造している。誤情報・偽情報をテーマにしたプログラム「レイのブログ」は世界14か国以上で5万人以上が体験。2024年からはファクトチェックの技術を競う国際大会「GenAsia Challenge」をGoogleから引き継いで主催している。UNESCOの国際的ネットワーク「Media and Information Literacy Alliance」にも加入し、情報リテラシー教育の国際的な普及に貢献している。

《吹野准》

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