東京都教育委員会は2022年12月14日、「生徒指導提要（12月改訂版）」のポイントを示したデジタルリーフレットをWebサイトで公表した。都内公立学校の教職員が、改訂の趣旨や課題の改善に繋げられるよう要点をまとめている。
「生徒指導提要」は、小学校から高等学校段階までの生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書。文部科学省が12月6日に12年ぶりとなる改訂版を公表したことから、東京都は都内公立学校のすべての教職員が生徒指導提要の内容等を十分に理解できるよう、教職員向けデジタルリーフレットを作成した。
デジタルリーフレットは「基礎編」「個別の課題編」の2種類。基礎編は、「生徒指導の定義と目的」「生徒指導の構造（2軸3類4層構造）」「児童生徒の権利と理解」「生徒指導と教育相談が一体となったチーム支援」の4項目を掲載。
個別の課題編では、「生命（いのち）の安全教育、性的被害者への対応」「『性的マイノリティ』に関する理解と学校における対応」「精神疾患に関する理解と対応」「校則の運用・見直し」の4項目に要点がまとめられている。
「基礎編」「個別の課題編」は、いずれも全5ページで、コラムや図を使用し全編カラーで作成。1ページ目は目次で、クリックするだけで目的のページが表示されるようリンクが設定されている。また、「Let's Check」をクリックすると、生徒指導提要の理解度を確認するためのテストが表示され、解答を送信するようになっている。
