東京都教育委員会は2022年12月6日、「新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)~学校の『新しい日常』の定着に向けて~」の改訂版ver5を公表した。あわせて「学校で気をつけたいコロナ対策のポイント」を掲載。おもに給食時のポイントをまとめている。
新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)改訂版ver5は、前回の改訂以降の新しい情報等を反映させて修正を行ったもの。新型コロナウイルス感染症対策の基本的な考え方の他、学校運営編として「感染症対策の徹底」「教育活動を実施するうえで必要な感染症対策」「感染症対策を徹底した段階的な教育活動」「寮や寄宿舎における感染症対策」「その他の留意点 」を詳細に掲載。また、臨時休業編として感染者等が発生した場合の対応等をまとめている。
ガイドラインには、全編を通して学校の取組事例を掲載。取組事例では都立学校に限らず、昇降口の混雑解消や子供たちが自然と距離を取るためのアイデア、オンラインを活用した取組等、さまざまな事例を紹介している。また、ガイドライン本文の他、日本語、英語、中国語、韓国語、タガログ語、ネパール語の6言語で作成した資料も掲載している。
リーフレット「学校で気をつけたいコロナ対策のポイント」は、ガイドラインの改訂を踏まえて作成。児童生徒にわかりやすくポイントを伝えるため、小学生用と中高生用(ルビ入り・ルビなし)の3種を用意している。おもに給食の時間を楽しく過ごすためのポイントをまとめており、座席を向かいあわせにしないよう向きに工夫すること、食事中の声は小さめにすること等、文部科学省が基本的対処方針を変更したのにあわせ、これまでの「黙食」から「飛沫が飛ばない程度の小声での会話」を認める内容へと移行している。
東京都教育委員会は、各学校において引き続きガイドラインを参考に学校における感染対策と学校運営を継続するよう求めている。ガイドライン全編および資料、リーフレットは東京都教育委員会のWebサイトで見ることができる。