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教育アプリ市場レポート…世界のトレンドと変化を分析

 SensorTowerは2022年11月24日、世界の教育アプリ市場のトレンドと変化を分析したレポート「2022年世界の教育アプリ市場インサイト」を発表。全文をWebサイトで無料公開した。コロナ禍を機に順調に成長している教育アプリの世界的な傾向を把握することができる。

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レポートシェアリング「2022年世界の教育アプリ市場インサイト」
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  • 世界の教育アプリ年間ダウンロード数の推移
  • 世界の教育アプリ年間収益の推移
  • 世界の教育アプリ年間ダウンロード数の推移【地域別】
  • 世界の教育アプリ年間収益の推移【地域別】
  • 2022年上半期の教育アプリダウンロード数&収益ランキング【アメリカ】
  • 2022年上半期の教育アプリダウンロード数&収益ランキング【東南アジア】
  • 世界の人気言語学習アプリダウンロード数の推移

 米国ソフトウェア企業SensorTowerは2022年11月24日、世界の教育アプリ市場のトレンドと変化を分析したレポート「2022年世界の教育アプリ市場インサイト」を発表。全文をWebサイトで無料公開した。コロナ禍を機に順調に成長している教育アプリの世界的な傾向を把握することができる。

 新型コロナウイルスの影響により、教育アプリ(特にオンライン教育アプリ)のダウンロード数は2019年を契機に大幅に増加。データによると、2020年の世界における教育アプリダウンロード数は39億回で、2019年から40.8%増加した。2021年以降、教育アプリのダウンロード数はやや減少しているものの、新型コロナウイルス流行前の水準を大きく上回って推移している。

 2022年1月~9月の教育アプリダウンロード数は全世界で24億回で、その内Google Playユーザーが60.3%、iOSユーザーが39.7%を占める。

 世界の教育アプリ年間収益も着実に増加し、2021年には2019年の2倍となる22億ドルを突破。教育アプリにおけるアプリ内課金(IAP)は、コース購入とサブスクリプションがおもな方法となっている。2022年1月~9月の世界の教育アプリ総収益は18億ドルで、Appleユーザーの収益貢献度が85.4%と高く、その内iPad端末による収益が29%を占めた。

 地域別の教育アプリ総ダウンロード数をみると、2022年第3四半期は、1位「アジア」3.8億回、2位「ヨーロッパ」1.6億回、3位「北アメリカ」1.1億回。アジアにおける教育アプリダウンロード数は2020年第1四半期に4.6億回に達し、前期比54%増と急増。新型コロナウイルス流行期にもっとも大きく伸びた地域となった。

 一方、地域別の教育アプリ収益をみると、2022年第3四半期は、1位「北アメリカ」2.9億ドル、2位「ヨーロッパ」1.4億ドル、3位「アジア」1億ドル。北アメリカは段階的に順調な伸びを見せ、新型コロナウイルス流行前の2019年第4四半期と比較すると2022年第3四半期には156%増まで市場が拡大している。収益増には言語学習アプリが大きく貢献しており、同時に「PictureThis」を代表とする識別アプリも普及、良好な売上ポテンシャルを示している。

 個別の教育アプリの実績では、2012年から言語学習分野を開拓してきた教育アプリ「Duolingo」が群を抜き、長きにわたりダウンロード数・収益のランキングでトップに。2022年上半期のアメリカにおけるダウンロード数および収益ランキングでも安定の1位を獲得している。「Duolingo」は豊富な言語サポートにより、世界各地のユーザーから認知されており、言語学習アプリをリードする存在となっている。

 東南アジアにおける2022年上半期のダウンロード数1位は700万ダウンロードを記録した「QANDA」。収益1位は早期教育アプリの「Lingokids」。「Lingokids」は、グローバルなローカライズ対応を常に強化しながら、積極的な広告戦略により、ポストコロナ時代に世界でもっともダウンロードされる早期教育アプリへと急成長。東南アジアでは、早期教育および試験対策に関する教育に強い関心があることがうかがえる結果となった。

 レポート概要はSensorTowerのWebサイトに掲載。全文も無料でダウンロードできる。


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