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幼保資格もつ「保育教諭」多い大学は…就職者数ランキング

 大学通信は2023年3月、教員等の専門職別の2022年就職者数ランキングを発表。今回は「保育教諭」の就職者が多い大学を紹介する。3位は畿央大、4位は神戸女子大、5位は大阪総合保育大がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

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2022年保育教諭就職者数ランキング 1位~15位
  • 2022年保育教諭就職者数ランキング 1位~15位
  • 2022年保育教諭就職者数ランキング 16位~30位
  • 大学通信ONLINE

 大学通信は2023年3月、教員等の専門職別の2022年就職者数ランキングを発表。今回は「保育教諭」の就職者が多い大学を紹介する。3位は畿央大、4位は神戸女子大、5位は大阪総合保育大がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。

 ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学を対象に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基に、大学別の就職者数をランキングにまとめた。就職者数には臨任(臨時的任用職員)・非常勤(非常勤講師)を含む。

 保育教諭とは、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方をもち、幼保連携型認定こども園で働く職員を指す。2022年保育教諭就職者数ランキングは、3位「畿央大」37人、4位「神戸女子大」36人、5位「大阪総合保育大」35人、6位は同率で「金城大」「武庫川女子大」各32人となった。

 3位の畿央大は、保育士資格と幼稚園教諭一種免許状を取得できる、教育学部現代教育学科「幼児教育コース」を設置。地域の未就園児と保護者に学びと交流の場を提供する「マミポコ・親子ひろば」や学校インターンシップ等、幼児や保護者と交流するプログラムが充実している。キャンパス内にある「マミポコ・親子ひろば」では、親子で取り組める遊びを学生が企画する他、子供を良く観察し、保護者と関わるうえでのヒント等を得られる。2023年には大学近くに「畿央大学付属広陵こども園」が開設され、学生が保育現場を直接体験できる場としての活用が期待される。

 4位の神戸女子大学では、文学部教育学科「幼児教育コース」で保育士資格と幼稚園教諭一種免許状の取得を目指す。地域の教育機関と連携し、早期からインターンシップ等の実践の場を用意する他、2年次に神戸市内の幼稚園や保育所、子ども園等でボランティア活動を行い、子供の発達を実践的に理解する。3年次には保育所実習と施設実習を実施、4年次には神戸女子大学附属高倉台幼稚園等で1年間の実習を行い、即戦力として活躍できるよう、子供ひとりひとりへの対応力を磨く。

 保育教諭の就職者数ランキングは、ほぼ私立大学が独占。保育士資格と幼稚園教諭一種免許状の両方を取得できる学科・コースを設け、実績を出している大学が良くわかるランキングとなった。

 大学通信のWebサイトでは、ランキング1位・2位の大学についても分析。1位から48位の大学まで、各大学の就職者数も含め一覧で紹介している。

2022年「保育教諭就職者数ランキング」1位は?

その他の2022年【専門職】大学別就職者数ランキング

保育士

幼稚園教諭

小学校教諭

中学校教諭

高等学校教諭

《畑山望》

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