大学通信は2023年3月、小・中学校教諭に続き「2022年高等学校教諭就職者数ランキング」を発表した。高等学校教諭の就職者が多い大学は、3位に日本体育大、4位に東京学芸大、5位に大阪教育大がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。
ランキングは、医科・歯科の単科大等を除く全国743大学を対象に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基に、大学別の就職者数をランキングにまとめた。就職者数には臨任(臨時的任用職員)・非常勤(非常勤講師)を含む。
2022年高等学校教諭就職者数ランキングは、3位「日本体育大」96人、4位「東京学芸大」78人、5位「大阪教育大」70人。
6位には「早稲田大」63人がランクイン。文系・理系の7学科2専攻7専修を擁する総合学部である教育学部は、教員養成を主目的の1つとしながら、教員免許の取得を卒業要件としないのも特徴。1年次から各学科・専攻・専修に所属し、専門科目を中心とした4年一貫教育で学び、教員志望の学生には教職課程で1年次から教職教育を行う。また、横断した科目選択も一部可能とし、教員以外にも実社会で指導者となる人材や、大学院における研究者の養成等、広く「教育者」を育成するカリキュラムが用意されている。
7位は「東京理科大」60人。真に実力を身に付けた学生のみを卒業させるという「実力主義」を貫く同大には、学生を真剣に育てることを目的とした、指定科目の単位取得を進級条件とする「関門制度」が現在も設けられている。厳しい環境下で実力をつけた卒業生が教員としても数多く活躍しており、教員養成においては「教職教育センター」が中心となって教職課程の学びや教育実習、採用試験対策まで、1年次から各段階に応じた支援を行っている。
高等学校教諭の就職者数ランキングは、小・中学校教諭とは異なるラインアップが上位に並んだ。大学通信のWebサイトでは、ランキング1位の大学についても分析。1位から47位の大学まで、各大学の就職者数も含め一覧で紹介している。
2022年「高等学校教諭就職者数ランキング」1位は?