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VR教育利用やメタバース「教育機関DXシンポ」11/11

 国立情報学研究所は2022年11月11日、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」をオンラインにて開催する。シンポジウムは2020年3月から開催され、今回で58回目となる。

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大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
  • 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
  • 国立情報学研究所

 国立情報学研究所は2022年11月11日、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」をオンラインにて開催する。シンポジウムは2020年3月から開催され、今回で58回目となる。

 2020年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、大学等においては遠隔講義に関する検討がされてきた。国立情報学研究所ならびに大学の情報環境のあり方検討会では、大学等における遠隔授業や教育DX等に関する情報を共有することを目的に、2020年3月末より週1回から隔週のペースで、大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」を継続的に開催している。

 第58回となる大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」を11月11日に開催する。当日は、沖縄大学人文学部教授/国際コミュニケーション学科長の渡邉ゆきこ氏がVRの教育利用として、「大学におけるメタバースを活用した語学学習の実践報告」を行う。

 メタバースを、対面に準ずるリアルなコミュニケーション手段であるととらえ、VR空間を活用した中国語の授業を実施して1年半になるという。使用するのはMozilla HubsというソーシャルVRプラットフォーム。同形のVR空間を同時に複数作ってパラレルワールドを作り、Zoomでつないで行う会話練習やVR空間を使った台湾の大学との交流授業等を行っている。学習成果をVR空間に展示し、学生が相互に評価しあうVRポートフォリオ等、さまざまな試みを続けており、対面と遠隔をシームレスにつなぐ試みの一端を紹介する。

 その他、熊本大学副学長/大学院生命科学研究部教授の前田ひとみ氏が「社会変化に対応するクロスリアリティを活用した教育改革」について講演。DX推進計画に基づいたオンラインによる学習環境の整備と、XRによる仮想空間と現実空間を融合させた新しい体験を生み出す教育コンテンツ作成の取組みを紹介する。

 さらに、金沢工業大学学長補佐/工学部ロボティクス学科教授の鈴木亮一氏の「DXによる時間と場所の制約を超えた学びの場の創出」、東北大学高度教養教育・学生支援機構 教育内容開発部門准教授の林雅子氏の「メタバースで世界をつなぐ国際協働学修の実践」を講演する。

 申込みはWebサイトから行う。Webサイトでは、これまでに開催した「教育機関DXシンポ」のアーカイブを公開。講演資料と映像が検索できる。

◆大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」
日時:2022年11月11日(金)10:30~
場所:オンラインにて開催
申込方法:Webサイトから申し込む


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《田中志実》

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