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豊島区教委×スプリックス、CBTを用いた授業デザイン研究

 東京都豊島区教育委員会とスプリックスは2022年11月1日、西巣鴨中学校と西池袋中学校において、スプリックスの「CBT for school」を活用した授業研究を推進すると発表した。TOFASで基礎学力の理解を評価する等、新しい授業デザインを創造する。

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CBT for school
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 東京都豊島区教育委員会とスプリックスは2022年11月1日、西巣鴨中学校と西池袋中学校において、スプリックスの「CBT for school」を活用した授業研究を推進すると発表した。TOFASで基礎学力の理解を評価する等、新しい授業デザインを創造する。

 CBT for schoolは、コンピュータを使った試験方式「CBT(Computer Based Testing)」のうち、異なる3つのプロダクト「国際基礎学力検定TOFAS」「単元別テスト」「プログラミング能力検定」を総称した学校向けのパッケージ。CBTに関しては、2024年度(令和6年度)全国学力・学習状況調査からの全面移行が決定しており、現在は段階的な試行・実証が行われている。

 豊島区では2021年6月より、基礎学力に特化して児童・生徒の到達度を評価するCBT「TOFAS」を小中学校8校で複数回実施。定点観測により子供たちの学力の経年変化を可視化し、学校現場における授業改善や指導改善に繋げる事例を積み上げてきた。加えて、研究開発指定校を通じた教育ビジョンの重点施策に関する研究を推進。2022年度は、研究テーマ「基礎・基本となる知識及び技能を定着させるための授業改善~CBTの効果的な活用を通して~」を掲げ、西巣鴨中学校および西池袋中学校の2校を研究開発指定校としている

 今回の取組みでは、2022年度の研究開発指定校である2校でCBT for schoolを活用し、東京都豊島区教育委員会とスプリックスが協働で、新しい授業デザインを形作り、研究を進めていく。スプリックスのWebサイトでは、豊島区以外にも、CBT for schoolの導入実績がある東京都港区、板橋区、新潟県長岡市の公教育における事例を紹介している。

《川端珠紀》

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