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キュビナ、校務支援システムとの名簿連携に年度内対応

 COMPASSは2022年8月29日、AI型教材「Qubena(キュビナ)」で校務支援システムとの名簿連携を強化し2022年度内に国際技術標準「OneRoster」に対応することを発表した。年度更新作業が不要になる等、業務負担軽減に貢献する。

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国際技術標準「OneRoster」に対応
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 COMPASSは2022年8月29日、AI型教材「Qubena(キュビナ)」で校務支援システムとの名簿連携を強化し2022年度内に国際技術標準「OneRoster」に対応することを発表した。年度更新作業が不要になる等、業務負担軽減に貢献する。

 Qubenaは、COMPASSが開発したAIが生徒ひとりひとりの習熟度にあわせて最適な問題を出題するアダプティブラーニングによるAI型教材。全国の小中学校1,800校以上の約50万人が利用しており、2022年9月には文部科学省のCBTシステム(MEXCBT:メクビット)と連携。学習eポータル+AI型教材「Qubena」として学習eポータルのサービス提供を開始している。

 GIGAスクール構想による児童生徒1人1台端末環境が進む中、学習支援や校務支援等の目的に応じたさまざまなサービスの導入により、それぞれのサービスが保有するデータの連携が新たな課題となっている。現状、校務支援システムと学習支援システムは多くの自治体でネットワークが分離されている等の理由で連携できておらず、年度更新作業では各サービスごとに発生する作業の煩雑さが大きな負担となっている。

 Qubenaでは、すでに業界トップシェアの校務支援システムであるEDUCOM「C4th(シーフォース)」との連携を進めているが、今回さらに日本IMS協会において国際技術標準規格として検討中の「OneRoster CSV/Japan Profile」に2022年度内に対応させることを発表。対応すれば、国際技術標準対応の校務支援システムとのスムーズな名簿連携を実現することができる。名簿連携は、校務システムの名簿ファイルをQubenaにアップロードするだけで、年度更新の情報がQubenaに自動反映する。そのため、Qubena上での年度更新作業が不要になり業務負荷の軽減にもつながる。

 COMPASSは「これからもQubenaの提供を通して、すべての子供たちを取り残すことなく『公正に個別最適化された教育』を届けるリーディングカンパニーとして、さらなる公教育へのICT普及に貢献できるよう邁進してまいります」とコメントを寄せている。
 


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《川端珠紀》

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