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感染者急増、検査証明書不要を再周知…文科省

 新型コロナウイルスの感染者急増による診療・検査医療機関のひっ迫を回避するため、文部科学省は2022年8月1日、感染者や濃厚接触者が療養・待機期間を経て学校に出勤、登校するにあたり、検査証明等の提出を求めないことをあらためて周知した。

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 新型コロナウイルスの感染者急増による診療・検査医療機関のひっ迫を回避するため、文部科学省は2022年8月1日、感染者や濃厚接触者が療養・待機期間を経て学校に出勤、登校するにあたり、検査証明等の提出を求めないことをあらためて周知した。

 現在、オミクロン株のBA.5系統を中心とする新型コロナウイルス感染が急速に拡大。全国の1日の新規感染者数は20万人を超え、2021~2022年冬のピーク時の2倍に達している。感染者の急増により、発熱外来を中心とした医療施設や介護施設への負荷も急速に高まっている。

 このような状況を受け、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部は7月29日、「社会経済活動を維持しながら感染拡大に対応する都道府県への支援」と「病床、診療・検査医療機関のひっ迫回避に向けた対応」を決定。7月30日には、事務連絡「オミクロン株が主流である間の当該株の特徴を踏まえた感染者の発生場所ごとの濃厚接触者の特定および行動制限並びに積極的疫学調査の実施について」と「オミクロン株のBA.5系統への置き換わりを見据えた感染拡大に対応するための医療機関・保健所の負担軽減等について」を一部改正した。

 これらを踏まえて、文部科学省は8月1日、全国の教育委員会等に向けて事務連絡を発出。新型コロナウイルスへの感染が確認、または濃厚接触者として特定された教職員や児童生徒等が、療養期間や待機期間を経て、学校に出勤・登校するにあたっては、学校に陰性証明を提出する必要はないことをあらためて周知した。

 教職員や児童生徒等が新型コロナウイルスに感染し、自宅等で療養を開始する際も、医療機関や保健所が発行する検査結果を証明する書類は必要ないと明記。すべての年代で感染拡大が続く中、医療のひっ迫を回避し、医療機関や保健所等が重症化リスクのある人への対応を確実に行うことができるよう、証明書等の取得の取扱いについて配慮を求めている。

 なお、抗原定性検査キットを用いた検査により待機期間を短縮する場合に、その検査結果を自ら撮影した画像等で確認することは差し支えないとしている。

 現在、学校は夏季休業中だが、学校の教職員や児童生徒等に感染が確認された場合の対応にあたり留意し、保護者等への周知方法も含めて、新学期に向けた検討にあたって参照するよう要請している。

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《奥山直美》

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